遠山玉希の占い日記

有り難いことに町内の公民館で無料の着付け教室を

開いてくれるというパンフレットが入っていたので

早速お願いしてみた。

同じ町内の方ですぐ近くの若い方が先生だった。

それも水曜日の１０から１２時までと土曜日の

１０から１２時までとなっていたので土曜日は予定が

他にあったので水曜日にお願いした。

なんと暇な有閑マダムみたいなことを言っていると

自分でも思っている。

みんなこんな時間に人が集まるはずがないと

思って行ってみた。

案の定、私ともう１人であった。

もう１人の方は１１月に結婚式があるので何としても

着付けをしっかりしないといけないとかなり気合いの

入っている方だった。

かなり慣れた手つきでベテランの方のようであった。

それに引き替え私と来たら全くのド素人である。

初歩の初歩なので浴衣からである。

浴衣の帯も分からず名古屋帯を持って行った。

もっと違った丸帯がいるらしい。

名古屋帯を持って行ったので仕方なく

それを付けてみようとしたが帯締めがない。

これでは帯も出来ない状態である。

結局浴衣だけを着て帯はせずじまいに

終わってしまった。

何と中途半端なことか！

でもこれから本格的にこの体験を通して

着物を着てみようと思えた事だけが

収穫であった。

我が家のタンスにはかぐや姫が

あつらえてくれた着物が随分眠っているので

いつか機会があったら着物を着たいと思っていた。

それが着物の着付け教室に通うことで可能となる。

これから月２回のペースでお稽古がある。

それもなんと代金がボランチェア価格の１回５００円で

やってくれるということである。

こんな有り難いチャンスを逃してはならない！

普段着で着物を着る日がそう遠くない！

これを実現するために頑張ろう！

なんだか新しい世界が開けそうで心はワクワクでした

今のこの時期は白菜、大根などの季節である。

八百屋に行くと所狭しと肩を並べるように

堂々と並んでいる。

お百姓さんが可哀想と思うくらいに安い値段で売られている。

こんな大きな大根が葉付きで1本100円とは可哀想と

同情さえしてしまうほどである。

良く行く行きつけの八百屋さんのレジの人が言った。

「最近は葉っぱを包丁で切って欲しいという人がいる。

でも私はもったいないと思ってしまう。

葉っぱはいっぱいあるのでもらって行って

湯がいて炒めれば最高の一品になるのに・・・。」

とぼやいていた。

私もすかさず言った。

「本当にそれはもったいない。

葉っぱの方に栄養が沢山あるのに・・・。

家でも葉っぱは大切な食材で、

葉っぱとジャコの炒め物は大好きな一品。

これは最高で白いご飯と一緒に食べると何杯でも進みそうで

警戒しないといけないくらい・・・。

美味しいのにね〜！」

と意見があった。

そう言っていたら作業している隣の部屋から

切った葉っぱを２〜３個持ってきてくれたのである。

大型のスーパーとの違いがここにある。

やっぱり行きつけのスーパーの良さがここにある。

チョットのことなのに葉っぱをもらった嬉しさと

話が妙に合ったことの嬉しさで得をしたような気分に

なったのである。

人間とはちょっとしたことで心が嬉しくなるから

単純で、不思議な動物であると思った。