ここで足利義持の運命式を見てみよう!
<足利義持の運命式>
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この運命式から見て取れることは、足利義持が将軍としては線が細いことを意味しています。先ず心霊運は自分のことを気にしすぎて神経質です。それに知的で細かい性格をしているから、どうしても大胆な政策がとれないということになります。室町幕府は大名達の権力が強く、将軍の権力が分散されているから、絶対権力が育たないということになっています。だから義持が何かをしようとしても、側近である大名達の同意がなければ何もできないことになるのです。
社会的な運勢は何かをしようとする運勢を持っているのであるが、線が細すぎるためにその力を発揮することができなかったのです。義持は家督を息子の義量に譲っていいましたが、彼は19才の若さで夭折してしまいました。義持自身も事故の傷が元で重体に陥ってしまいました。そこで、後継者をどうするかという問題になったのですが、これも有力大名の同意がなければどうにもなりません。
もし誰かを指名すれば、その者の権力が増大し大名達のバランスがとれなくなってしまうし、とても指名できるような状況ではなかったのです。
偉大なる3代将軍足利義満の権勢の陰に隠れて、それを相続する力も持たず、精神的な強さを持てなかった故に、義満の次の一手をうつことができなかったのです。
これが将軍足利義持のおかれた悲しい現状であったのです。
この第4代将軍の足利義持公のことは、覚えておいた方がいい。
そこで、義持亡き後の将軍を決めるのに、混乱を回避するために考え出されたのが、くじ引きで将軍を決めるということだったのです。これはご神託を得るという方法ですから、有力大名達も表だって反対できません。
こうして誕生したのが、6代将軍足利義教でした。
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