●編集後記!
お盆が過ぎていったら、夏も過ぎていってしまった。
今年の夏は貝捕りに明け暮れた。その貝捕りもお盆前に海に入る時に、「今年もこれが最後だろうね!」と子供達と話していたら、その通りであった。
盆と共に雷雨の嵐が吹き荒れ、過ぎ去ってみれば太陽の輝きは残照となり、風は秋を運んできたような涼やかさになったのである。
貝捕りという一夏の経験は、うまみ成分の凝縮した潮汁と
なって、夏バテにエネルギーを与えてくれた。
沢山の貝の命の犠牲で、私たちは「一夏の命」をもらったのである。
この「一夏の経験」は秋への「命の連」である。
全ページ監修:遠山快空