筋弛緩剤点滴事件
■筋弛緩剤点滴事件
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先ずは、お詫びです。21世紀の1月から発行日を守れなくてごめんなさい。
今回は、「何でこうなるの」という原点に返って、仙台の北陵クリニックで起
こった男の準看護士による筋弛緩剤点滴投与事件を扱ってみたいと思います。
医者のモラル低下による事件もありますが、患者と常に接する立場にある看護
士が、医療の知識を悪用して、助けるべき患者の命を奪うような行為に及んだ
ことは、庶民としては安心して病院にもかかれないという不安がいっぱいにな
ります。
いったい、この守大助という容疑者は何故こんなことをしてしまったのでしょ
うか?
警察の捜査が進まないと、詳しい動機等はまだよくわからないのですが、「何
でこうなるの」という世界を占い的に観てみたいと思います。
この守大助という男を知る上で、注目しておかねばならないことは、
1、父親が現職の警察官であること 2、筋弛緩剤を投与した女の子に恨みが
あったわけではないといっている点 3、準看護士という立場による職場の不
満 4、同居していた女がいること
以上のことを考えた上で、守大助の占い運命式(姓名判断)を出してみたいと思います。
それか ら、参考にこの病院の院長(二階堂昇)、副院長(半田郁子)の占い運命式
(姓名判断)も出しておきます。
●守大助の占い運命式(姓名判断)
社会的性格 ライオン ウシ ウシ
家庭内性格 ライオン ゾウ ウシ
人気運 チンパン
仕事運 ゾウ
愛情運 ウシ
●二階堂昇院長の占い運命式(姓名判断)
社会的性格 トラ チンパン ウシ
家庭内性格 トラ キツネ チンパン
人気運 タヌキ
仕事運 トラ
愛情運 ヒツジ
●半田郁子副院長の占い運命式(姓名判断)
社会的性格 ウシ ドラゴン ゾウ
家庭内性格 ウシ ヒツジ ドラゴン
人気運 トラ
仕事運 キツネ
愛情運 ウシ
□守容疑者の点滴と患者
2月(1999年)・北陵クリニックに就職
11月・肺炎で入院した女性(88)が点滴を受けた直後脳梗塞で死亡
8月(2000年)・男児(5)が点滴後重症に陥る
9月・喘息で入院した男児(5)が点滴後呼吸不全で死亡
9月・白血病で入院した女性(77)が点滴後死亡
10月・腹痛で入院した女児(11)が点滴後意識不明の重態
11月・女性(89)が点滴後心筋梗塞で死亡
11月・男児(5)が点滴後体調を崩す
12月・守容疑者退職
□逮捕された守容疑者の言い分
▼月給が提示された金額より6万円低かった
▼待遇改善を受け入れてもらえなかった
◎自信を持っていた救急医療を病院の幹部に軽く見られた
▼準看護士としての立場を低く見られた
▼筋弛緩剤を投与した患者に恨みがあったわけではない
□動機は?
病院幹部の医師の腕を試そうとした?
入院患者に筋弛緩剤を投与して、緊急を要する事態を作り、病院幹部の医師の
急患に対 する腕を試してやりたかった?
□こんなことで人を殺すのか?
誰でも首を傾げたくなるような、動機と思えるのです。人ってそんなに簡単に
人殺しをできるものなのでしょうか?
どこの会社に行っても、どんな社会に行っても、いろいろと不満の種は尽きな
いのが現実の社会というものなのですが? 社会経験もある程度ある年齢なの
に何故そんなに短絡的なのでしょうか?という疑問が沸き起こってまいります。
「今の若い人は皆こんなもの」と割り切ることはできないはずです。
この事件は人間そのもののあり方が問われているように思えます。性格、環境、
ものの考え方、教育など、人の心の方向性がどこか狂ってしまっているように
思えます。
□守容疑者の性格
理想家肌で頑固、目的を定めたら周りが見えなくなり、プライドは人一倍強い。
それに仕事面では自分が一番でなければならず、自分のわがままを通そうとす
る。
これが、守容疑者の性格です。
プライベートな面では、頑固で人一倍プライドが高い割には、人にベタッとし
ようとする矛盾姓を持っています。
□こんな性格で事件を起こすものなのか?
可能性はあります。いつの時代でも、どんな時代でも、環境が整い、そこに人
の心の様々な方向性(恨み、憎しみ、嫉妬、敵愾心、怒りなど)が絡み合った
時、事件の可能性はあるのです。この心の方向性と、環境の絡みのことを「相
対基準」というのです。
要するに人はいつでも問題を起こす可能性があるということなのです。
人はどうも、この心の方向性を処理し切れなくて持て余し、そこにたまたま安
易に手に入る道具があれば、それを使いたくなるのは当然でしょう!
アメリカ社会には「銃が人を殺すのではない、人が人を殺すのである」という
言葉があります。
これは一面の真理ではありますが、事実ではありません。銃があればそれを使
って人を殺すことを考えるのが人です。銃がなければ、安易な人殺しはできな
いでしょう!
これを人と道具の相対基準といいます。ここでは、その道具を使う人が問題の
中心になるのはいうまでもありません。
□守容疑者の心の方向性
守容疑者の性格が、極端に表れた場合はどうなのでしょうか?
自分の理想と、自分の目的がすべてでありそれ以外は見えなくなってしまう。
自分の掲げた理想と自分の考えたイメージの世界がすべてであり、それが自分
の信念になってしまう。
そして、本来自分は仕事の世界では、自分ほどできる男はいないはずであり、
自分が全部取り仕切らなくてはならないと思い込むようになる。すべての人は
自分以下であり、自分が人から命令されるのは、これは何かの間違いで、自分
は一番偉く人は馬鹿に見えるようになる。
こういう性格を形成してしまう要素が守容疑者にはあったのです。こういう性
格から来る心の方向性は、自分の世界を善の基準にしてしまうようになります。
そして、次には自己の正当化に入ります。現実とのギャップが大きく自分の理
想が実現できないのは、これは本来の姿ではない。これを邪魔すものは、「あ
いつ(社会となることもあるーここではこの病院)」である。だから、あいつ
に自分をわからせてやらねばならない。
これは、自分に与えられた正統な権利である。自分をわからせることは、何に
もまして優先されるべき正義であり、自分は正しいことをするのであり、間違
って非を認めて自分の軍門にくだらなければならないのは「あいつ」なのです。
□人間環境に恵まれなかった守容疑者
院長も副院長も頑固で、院長は人の言うことを聞く人ではないし、副院長は、
都合よく自分の立場で言動が変わる人だし、こういう難しい性格を持った人を
管理はできなかったのでしょう!
守容疑者から言えば、「自分を誰も評価していない」ということなのではない
かと思います。
□心の方向性を正す生活
人は誰も、自分の心の方向性を決める分岐点にいて迷っているのです。この心
の方向性を決める決断が問われているのが、日々の生活なのです。これによっ
て善い人にも悪い人にもなる可能性を持っているのが人なのです。自分の心が
一番表れるのが家庭ですから、家庭こそ自分の心の方向を見直す場所なのです。
そういう意味で、守容疑者の家庭は問われることになるのです。
□ここで爺臭く教訓
自分に悪い心が現れたときは、悪い心と相対基準を結ぶ環境から「逃げる」事
です。
孫子の兵法に「36計逃げるが勝ち」というのがあります。旅はいいですよ!
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