かつての参院のドン村上正邦
■かつての参院のドン村上正邦
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政治ものは余り好きでないので、飯島直子の離婚問題でも扱っていればいいん
ですが、それでは、本当に大切なことが伝えられないので、あえてかつての参
院のドンであった村上正邦という人物を扱うことにしました。
読者の皆様は、またKSD問題ですかと言われるだろうと思いますが、KSD
というよりも、村上正邦という人物の軌跡を追いながら、人間を見つめること
も必要と思うのです。何故ならば、批判することは簡単ですが、自分も村上正
邦のような世界に陥る可能性を持っているかもしれないのですから?
<容疑>
参院のドンといわれた村上正邦は、参院本会議の代表質問で、ものつくり大学
設置の必要性を質問し、その見返りとしてKSD(中小企業経営者福祉事業団)
の古関忠男前理事長から7200万円余りの賄賂を受け取ったとして逮捕され
たのです。
<村上正邦は悪人か?>
答え、もらった金額が大きかったので、それと権力機構の中で特定の団体のた
めに役割を果たしたということで悪人になっている。でも金額が小さかったら
どうかなという疑問があります。貴方はもらいますか? 村上正邦も人間です。
情報漏洩した検事だっています。
<何か忘れてはいませんか?>
政治家イコールお金、汚い、庶民はきれい?などと錯覚していませんか?それ
こそマスコミに踊らされている哀れな人です。自分の胸に手をあてて考えてみ
てください。結局人は自分のことしか考えてないでしょう? マスコミは売れ
る材料ならば、何でもありでしょう! 検事も警察も自分の手柄しか考えてな
いでしょう!
政治の本当の目的は何かって?誰もそのことを問わないのは、変ですよね!
<マスコミは本当に正義なの?>
批判する人がいないと、人はすぐに道を間違いやすいのも事実ですが、マスコ
ミは誰が批判するのですか?
誰も批判する人がいないから、言いたい放題、書きたい放題の野放し状態が続
いていると思います。野党も馬鹿だね!そんなマスコミと一緒になってやいの
やいのと言うばかり、正論で対抗できる質の高い実力もないのだから、いずれ
マスコミと共に庶民からしっぺ返しを食うのではないかと思うのですが?
<村上正邦の生い立ち>
1932年8月福岡県嘉穂郡で生まれます。男2人、女2人の兄弟の3番目で
次男でした。父は炭鉱の鉱山技師、世界恐慌のあおりで家は貧乏のどん底、い
わしが食卓に上るのが珍しいほどでした。そんな中で、中学を卒業した村上は、
炭鉱に入り家計を助けていくようになります。父親は46歳の時心臓弁膜症で
なくなります。
炭鉱で働くようになった村上は、組合活動にも首を突っ込むようになり、夜は
定時制の高校へ通っていました。
昭和27年彼は拓殖大学へ入ります。昼は大学で講義を受け、夜になると地下
鉄工事や夜警のアルバイトをして、大学では応援団に入っていました。ここで
応援団長になった彼は、卒業後東洋紡に入りますが、ひょんな事から政治の世
界に足を突っ込み、生長の家をバックに参議院議員に当選してしまうのです。
このとき彼の秘書は他ならぬ小山孝雄参議院議員でした。ところが、生長の家
が政治から手を引いてしまうと、村上はバックを失うことになります。この危
機的状況を救ったのが小山です。彼は、KSDの政治組織である豊政連の事務
総長であった中村勝彦とは同じ秘書仲間であったのです。そこでKSDを村上
に紹介したのです。
当時KSDは信用金庫に食い込み、その取引先を勧誘するというやり方で急成
長していました。その会員をそのまま党員として獲得した村上は党内で発言力
を増していくようになります。
こうして、KSDとのつながりの中で、その背景の金と人で権力の頂点を目指
して挫折をしていくようになったのです。
人の哀れさは、頂点にいて落ちるというこの落差に耐えられないことなのです。
村上氏の証人喚問のとき、皆野次馬根性で見たものです。しかし、それは頂点
に上り詰めることのできなかった人たちの哀れさでもあります。
<こんな人生を歩んだ村上正邦はどんな運命?>
社会的性格 キツネ ドラゴン ゾウ
人気運 ウシ
仕事運 カメ
家庭内性格 キツネ ヒツジ ドラゴン
心霊運 キツネ
愛情運 カメ
経済運 チンパン タヌキ
これをみる限りでは、すごい悪人には見えないし、どこにでもいる普通の人の
ような占い運命式(姓名判断)なのです。一つを除いてね!
どう見ても、大それた事を平気で成し遂げるような人ではあらしまへん。
仕事はまじめ型でこつこつやる運勢ですし、人間関係は、価値観のあった人と
しか付き合わない頑固者だし、それでいて、自分のことは気になる知的な気配
り型ですし、普通の運勢をしてます。しかし、真中にドラゴンがおられます。
このドラゴンによって普通の運勢が普通でなくなってしまうのです。
昇り龍と下り龍、どっちにしても極端な生き方をせざるを得ないのです。本人
はそのつもりはなくても、天にまで上り詰めたら地の底まで落ちるという具合
に、極端に変わるのです。しかし、忘れてはいけません。どちらに向いても龍
は龍です。周囲はいろいろといいます。しかし、この人のすごい所は、その位
置につけばその位置の人格になりきれる所です。こういう人は使い方一つなの
に、政界には人はいないのですね!
<親鸞の言葉>
善人なおもて往生す。いわんや悪人をや。
やっぱり、宗教家と政治家と警察と検事、裁判官は救われないだろうな?
親鸞が生きていれば、こういう人は後回しって言うだろうね!きっと!
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