◆◆男と女、性の関心に違いがあるのは何故??
女性同士の会話を聞いてみましょう!「旦那が夜1人でAVビデをよく見ているんだって、馬鹿じゃない!あんなもの見て何がおもしろいのよ?」という具合に結構手厳しいのです。反対に男同士の会話を聞いてみましょう!「最近韓流ドラマに妻がこってしまっていてね!どうにかならないのかね!あんなドラマのどこがおもしろいのだろうね!おばさんの追っかけなんて様にならねーだろ?」という具合なのです。
ここには、男と女の大きな違いがよく現れています。何がというと性的な興奮がどうやって誘発されるかという違いです。男はダイレクトな性行為そのものに関心を持ち、そういう映像や写真に興奮をするのです。
これは「嫌らしい!」と決めつける前に、生物の世界を見れば、雌が発情期を迎えるとそれを雄に知らせるサインが出て、雄を誘惑するようになります。雄はそのサインに引かれて雌に近づき、雌の争奪戦ということになるのです。雄の目的は交尾だけ!それが終われば、はいそれまでということが多いのです。
究極には生物としての人間にもそういう傾向はあるのです。
子供を長い期間にわたって子供を育てなければならない女性は、そうではありません。男性がパートナーとして常に自分と関わりを持ってくれることが必要なのです。ですから女性は、男性との関係は、自分に恋心を抱いてくれて、それでもなかなか二人は結ばれない中に、ますます思いを募らせ、もっと心情的に深い愛を確かめ合うようになる。そして、最後の最後に二人が結ばれる。というような設定が性的な興奮をつくるのです。
女性にとっては、静的な結合が問題ではなく、男性がつねに自分のよきパートナーであり続けるということの方が問題なのです。性的な問題は、一過性の問題と考えているわけです。
性行為を目的とする男性と、性行為よりもそれにいたるプロセスでよきパートナーであり続けることを求める女性、これが男女の性的な興奮に対する脳の違いなのです。
だから男というのは、枕を共にするまではあの手この手と女性のロマンスをくすぐります。しかし、生物的な観点からは男は一度深い仲になれば「釣った魚に餌はやらない」というようなことになりかねません。
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