|
|
陽と陰は相対的(あいたいてき)関係になっております。何でそうなっているんだと言われても、そうなっているんですから、後は神仏に聞いてください。
相対的とは、物事にはちゃんと順番があるんだということなのです。それは、陽が一番、陰が二番、陽が主体、陰が対象、陽の内容と陰の内容がちゃんとあると言うことです。陽は男、夫、親など、陰は女妻、子などです。男女の仲は、ちゃんと順番を守った関係が大切なわけですね!え!初めて聞く? |
|
で、相対的関係とは、相手によって自由に変化する関係ということです。でも順番はちゃんと守っているのです。別に難しくはないのです。夫が妻の尻の下に敷かれる。これも相対的関係なのです。時には強く、時には弱さを装って、まるで光と影のように、相手に会わせて変化するのです。そうすると子供が生まれます。それ以上に新しい夫婦の姿がそこには誕生するのです。何かが生まれる!そんな喜びを持てるようになります。これが”無常”なのです。 |
|
祖父母がいて、父母がいて、そして自分がいる。祖父母には息子がいて嫁がいる。
夫には祖父母がいて、嫁がいて、子供がいる。
妻には祖父母がいて、夫がいて、子供がいる。
子供には祖父母がいて、父がいて、母がいる。
一人の人間が生きていくということは、最低3種類の違う人種と付き合わなくっちゃあいけないということなのです。さて、戦国時代の女性達は、どんな相対的関係を持って生きたのでしょうか?ー必見! |
|
誰のことかといいますと、あの有名な武田信玄公を生んで育てたお母さんが大井夫人。武田家を滅ぼしてしまうきっかけを作ってしまったのが、信玄の妻である三条のお方。大井夫人は手に負えない乱暴な夫信虎に距離を置き、子供にはしっかりと学問の教育を行います。片や三条のお方は信玄公の側室になった諏訪の方に嫉妬を抱き、姑の大井夫人の考え方を相続せずに、嫉妬心を抱いて子供の教育を行います。その結果は長男太郎が反逆罪で切腹なのです。 |
|
時は戦国時代!争うては憎み憎まれての無限地獄、この乱世の業火を消す子を産まなければなりません。この願いは娘お大に受け継がれて家康公が生まれます。家康が今川に人質になっても、華陽院はその今川までついていって家康を見守ります。そして今川の名僧雪斉に出会って大きな人間教育を受けます。ところが家康の妻になった築山殿は、この華陽
院の願いを相続せず、今川の過去の栄光にしがみつき、夫を裏切り武田に内通したのです。その値は死。 |
|
戦国の英雄伊達政宗の母は最上義姫。元々政略結婚、義姫は生まれてくる子をかっさらい、夫である輝宗の首を持って実家に帰る予定でしたからあきれちゃいます。でも家臣皆が正宗は万海上人という名僧の生まれ変わりと信じちゃったのです。皆に信じられた中で、救世主になるべく教育を受けた政宗は期待に添う人物になります。でもその政宗の悩みは悪魔のような母です。最後は政宗を毒殺しようとしますが政宗は母を許し、伊達の因縁は解かれたのです。 |