●そもそも占いって!どういうもの?
むかしから私達は何か困ったことがあったり悩みがあったりすると、いろいろと考え、人に相談したり、あの手この手を尽くして最後は神様にお願いをしたりするわけです。
苦しい時の神だのみ″とは人の心の弱さを表す諺ですが、私はこれが人間であり人間らしいと思うのです。強がりを言ってみても、それで物事が解決するとは思いません。
かえって自分が"弱気人間″であることを知っている方が、勇気がありすばらしいことと思うのです。
人は先の事を少しでも知って、それを何かの役に立てたい。ちょっと未来を予想することで、確かな安心を得たい。それは誰もが持っている本能です。人よりも早く先を知りたい、こんな思いが現在の情報化社会を築きあげている原動力と考えられます。
古代の人達は客観的事実を積み重ねて未来を予測するという現代のような技術はありませんでしたから、超自然的な力を持った存在としての神とか仏によって未来を予測しようとしたのです。
そこで神や仏は自然界の中に宿るものとして古代の人達は自然神を敬い、そんな中から人々の素朴な願いとして占いが出発したと考えてよいと思います。
占いたいという願望は私達の自然な本能です。決して占いはいい加減なものではありません。占う人にとっては運命にかかわる重要なものなのです。
中国の孫子は「敵を知り己を知れば百戦危うからず。」と彼の兵法の中で書いております。如何にしてこの己を知り、かつ、相手を知るかということが問題なのです。本当に自分を知り自分を戒めることは、よほど修練を積んだ人でないと出来ないものです。
天使の占い(陽陰姓名術)は誰でも知りうる人の名前から、その人のあらゆるデーターを推理しようとするものです。
(えー、そんなこと出来るかって-!)疑われるのはもっともですが、人間の姓名を馬鹿にしてはいけません。人の姓名には隠された暗号があるのです。その暗号が解ければ、その人のいろいろな内容をデータとして知ることは可能なのです。
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●そもそも占いって!どういうもの?
●陽とは?陰とは?
●陽とは?陰とは?
1、陽とか陰ってな~に?
陽とか陰って簡単に言ってるけどどういう基準で決めているのでしょうか? 答えは簡単!いろいろな意味で、光なのです。例えば、ある物体に光が当たれば影が出来ます。この光の当たるような場所、または状態の所を陽といいます。それに対してその物体の影が出来ますが、この影が出来る部分又は状態を陰といいます。
陽とは?陰とは?
この光を中心として、光の当たる部分とと影になる部分を陽・陰というように考えます。これはあらゆる考えに共通します。
例えば上司と部下の関係は、上司が社会的な脚光をあびる立場にありますので、上司は陽の立場、部下はその上司の下にあって働くので陰の立場になります。凸と凹は凸の方が光が多く当たるので陽の立場、凹は影が多いので陰の立場になります。このように考えてみますと、あらゆるものが陽と陰の二つに別れることがわかります。
また、陽と陰の考えは人間を中心として判断しますから、食べ物などは摂取した人の体にプラスに作用する食べ物は陽、マイナスに作用する食べ物は陰となります。例えば果物などの、太陽に近いものはとても強い陰性になります。
これは人間に摂取されれば人の体に陰性に作用しますので、体を冷却するようになります。ですからバナナなどは暑い所に住んでいる人がこれを食べると、体温の調整作用が出来るようになっているのです。 よくもまあ!自然界の摂理はうまく配置されているものだと思います。
2、人間と自然界
人間も生命ある生物の一種であり、社会を作っている動物も動物の世界があり、植物は植物で世界を作っているし、それだけでなく人も動物も鉱物の世界も、互いに何かのつながりをもって生きているのです。好き勝手に気ままに生きているのではありません。
皆何かのつながりがあるのです。自然は完全なる調和をしているのです。生命のつながりを持っているのです。 そこで、この大自然のルールを探ってみて、私達人間の運命のルールとは何かを学んでみたいと思います。
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●ペアシステム
●ペアシステム
3、自然界はペアシステム……人間界は?
東洋哲学では宇宙は太極からなり、太極は一陰一陽の謂道になっていると言われます。この太極より五行が生まれ、これによって万物が生成されたと述べています。
即ち、宇宙は陽と陰の全く異なる二つの世界が、ある特別な関係を作って存在し、生命の営みが行われているのです。
このように宇宙の構成は、陽と陰の関係がとても大切であるということを私達に教えてくれています。いつも陽と陰、+と一が平面的にも立体的にも向かい合って、それが生きる力となり生命の源となっています。そこで陽と陰は常に向かい合っている関係なので、これを相対的関係と呼びます。
真言密教もその教えの中で、陽と陰の関係を強調しています。この陽と陰のペアシステムが人間の幸福の基本となっているのです。男は女なしに生きてゆけないし、女は男なしに生きてゆけません。動物も植物もオスとメス、オシベとメシベ、子孫の繁栄も出来なければ自分の生命を保つことが出来ないのです。
そこで私達は自分のペアを探し求め(恋人探し‥これはやさしいようでむずかしい)、このペアの相手を一生見続けなければならないのです。動植物はこのペア探しの中にも、種の保存という厳しい掟の中に置かれていることが分ります。動植物に離再婚の苦しみはないのです。
人間だけはちょっと違っています。人間には動物のように掟はないのでしょうか。人間だけは自然界と違って、ある特別のルールが働いています。それは愛と喜びの目的です。
陽と陰の目的
4、ペアシステムはどんな関係?
それでは陽と陰の相対的関係(ペアシステム) はどうなっているのでしょうか。これはちょっと難しいので、男女の構造の違いから考えてみると分かりやすいと思います。
男性の構造は筋肉質で固くゴツゴツととがっており、瞬発力もあり力強く、重い物も持つ力があり、たよりがいがあります。また性格的にも積極的、中心的、能動的で責任心情が強いのです。男性ホルモンが多いとは、攻撃的な愛を持っているということです。また男性器は女性器に一致するように作られているのです。
それに対して女性は肥満質で柔らかくなめらかで、ゆっくりと持久力があり、優しく、豊かにたよりたい心を持っています。また性格的には消極的で受動的、従属的です。女性ホルモンが多ければ攻撃的愛にはならず、逆に攻撃的な愛を受けることによって女性の愛が啓発されるのです。即ち、愛されることによって愛を感じるようになるのです。
ですから男女の愛の行為は、男性はいつでも主体的に愛することが出来るのに対し、女性はその愛を受け入れるのに時があり、準備がいるようになっているのです。そうすると、この陽と陰の関係は次のようになります。即ち陽性が一番、陰性が二番という秩序と位置が決まるのです。
男性(陽性)の1は順序の一番であり、出発を意味し、始まりを意味し、上位を意味します。女性(陰性)の2は順序の二番であり、陽性の出発に対して受け入れを意味し、陽性の始まりの目的、到着点を表し、陽性に対して下位を意味します。
このように書くと差別のように見えますが、そうではなくてこれが男性らしい、女性らしいということなのだと思います。実はこの関係は時間を経て、混然一体となって1番が2番のようになり、2番が1番のようにも変化するのです。
ですから昔の人がよく言うように「妻は夫を立てなければならない」という内容は自然の原則に一致した内容ですから、これ自体は正しいのです。ただ、悪人の夫まで立てるのかというと、これはちょっと別の次元の話になります。
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●人間のペアシステムは?
●人間のペアシステムは?
5、自分自信のペアシステムは?
次に私達はもうひとつのペアシステムを考えてみなければなりません。それは、もし男女が結婚しようとするとき、男だから、女だから、というだけでは結婚には至りません。 動物でも結婚は種の保存の為に最も重要な儀式です。ですから、最も強い者が夫になる条件を持つのです。
人間も男性は女性を、女性は男性を理解しないと結婚の動機を持ちません。そうすると、男である、女である、という以上の条件があることに気がつきます。
自分自身のペア
そこで、もう一度大自然界を見つめ直してみましょう。そうすると見えない心と見える体、の二つの世界のペアシステムで私という個人が成り立っていることに気がつきます。
このペアシステムは究極において、自然界はエネルギーで成り立ち、エネルギー自体は目的を持っていて、その目的実現の為の構造を持っていることが分ります。 そこで、この目的をもった心と体の関係はどうなっているのか。
心と体のペアシステムを考えてみましょう。心が感じ、想い描いたことが体に現れます。心が命令したことが体を通して表現されます。心が悩むと休まで病気になります。心が始まりで、体はその受け皿です。
即ち、心が一番、体が二番というわけですから、心の願いの通りに体が反応するとき最も調和がとれて、その人は嬉しくなるはずです。この心と体のペアシステムは、先祖と私においても同じ関係が言えます。
6、心と体、
陽陰のペアシステム 心と体と陽陰のペアはどうなっているのでしょうか。
再び男女の結婚を考えてみましょう。
結婚するということは、自分自身が納得しなければ、即ち自分自身の心と体が愛において満足しているとき、その結婚は迷いなくゴールに到達出来ます。しかし、ちょっとでも疑問とか不安があればそれを持ったままでは、結婚生活はうまくいきません。
心と体のペア
なぜならば、自分に不安を持ったままでは陽と陰の一番、二番の位置を守り、男性らしく、女性らしく、夫らしく、妻らしく、という秩序、自然の法則を守る意思が弱いからです。
従って、心と体と陽陰のペアシステムの考える順序は、心と体が1番、陽陰が2番に考えることが必要です。
このように、常に一番、二番の順序が全てにあるのです。
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●家庭・愛と喜びのルール
●家庭・愛と喜びのルール
7、家庭
ペアシステムを拡大していくと家庭になります。祖父母がいて、夫婦がいて、孫がいます。それぞれペアシステムが三つづつ出来ることになります。
そうするとこのペアシステムにも順序があることが分ります。
祖父母を中心として、夫を中心として、妻を中心として、子供を中心として、それぞれ三つづつのペアシステムがあるわけです。家庭においてこのペアシステムのルールが完全に守られなければ、真に幸福な家庭を築くことは出来ないのです。
8、愛と喜びのルール
何の為にペアシステムになっているかというと、自然界は"種の保存"と言う大目的の為にペアシステムを結んでいるのです。
人間はどうかというと、"種の保存"という目的もありますが、それよりも、"愛と喜び"がペアシステムの大切な目的なのです。
なぜ人間だけが"愛と喜び"のペアシステムなのでしょうか? 人間は一人の立派な男性、一人の立派な女性になることが、人生において素晴らしい結婚、素晴らしい人格、心のペアシステムの実現につながるのです。 人格の中心は心情(愛)ですから、ペアシステムの目的は、愛の表現である喜びになるのです。
そうするとすべてのペアシステムの目的は、愛の表現である喜びを与えることにあるわけです。愛と喜びに関係のないペアシステムというものはあり得ないことになります。
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●ペアシステムと人間の努力
●ペアシステムと人間の努力
9、ペアシステムと人間の努力
それではペアシステムは何もしなくても結ぶことが出来るのでしょうか?
大自然界はその生命力によって、自然に条件が整えば成長します。そして、動物などは時が来れば発情期を迎えて"種の保存"の為にペアシステムを組むようになるのです。
人間だけは親がいないと子供は成長しないのです。動物は生まれてすぐに歩き始め、自分でおっぱいを求めます。
でも人間だけはすべてを親が準備、配慮しなければ成長できないのです。それだけ生きることに、人間は親の方が、愛情をかける努力をしなければならないと言うことです。
これが、将来のペアシステムの大きな原因を作るようになるのです。
人の努力と成長期間
●人間と自然・宇宙の関係
人間はよく小宇宙と言われます。それは全ての自然界の陽と陰の二つの頂点に男性と女性がいるからです。ですから、男性と女性が一つとなった夫婦は全自然界を代表して一つにまとめた立場に立つのです。
また人間は鉱物、植物、動物の全ての内容を持っているため、人間を研究するには自然界を研究してみればいろいろなことがわかります。
これを見ても人間は自然や宇宙の中心と考えても良いでしょう!
●宇宙は陽陰の循環運動
陽と陰の二つが相対的関係を結んで秩序が維持されるのですから、この陽と陰の関係は円形運動をするようになります。陽が出発の基準ですから、陽を中心として遠心力と求心力が働いて回転運動をするようになります。
夫婦は夫を中心として、妻が夫の周りを回って夫婦が円満になります。家庭は父母を中心として、子供が父母の周りをぐるぐると走り回って家庭円満になるのです。 何故円形運動かといえば、円はどこから見ても変わらないすばらしい姿です。
また正しいから綺麗な円運動になるのです。夫と妻のやりとりがうまくいかないと、この円がいびつになります。いびつになれば、そこに居ても、見ても気持ち悪いのです。そうすればこれは永く続きません。壊れてしまいます。ですから宇宙の全てのものは円形連動、球形連動になっているのです。従って、手相も人相も姓名も、あらゆるものが宇宙にならって円形運動をしているのです。
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●姓名の不思議
●姓名の不思議
1、姓名の不思議と太陽の運行法則
<姓名の意味>
(1) 名前について、「名前」 って何だ!
名前と言われても"姓""名"と言われるように二つの要素から成り立っています。 一般に姓は苗字とも言われ、一生変わることなく先祖代々受け継がれてくるものです。
親の七光はこの姓の中に先祖の持つ由来と実績が積まれているのです。名はその人個人を表し、あらゆることにこれは付いてまわります。
よく名前を好きにならない人がいますが、自分の名前に愛着を覚えない人は、自分の名前の持つ良い運勢を生かすことが出来ないのです。
親が名前を付けるときは、何らかの形で親の願いをその名前の中に表そうと努力します。ちょっと昔のように、これで終わりにしたいと 〝とめ"という名前を付けた人もいるようです。これも親の願いに逢いはないと思いますが・・・・・・・。 それでも大半の方はやはり幸福な人生を送って欲しいということから、いろいろな名前を考えられることと思います。
(2) 名は体を表すってほんと?
昔からよく「名は体を表す」と言われてきました。何か事件でも起こすと「やっぱりね!」とささやかれたりしますが、逆のこともけっこう私達の周りにはあります。強そうな名前なのに本人は腺病で優しかったり、優しそうな名前で冷血漢だったりで、様々なドラマが展開されます。
ちょっと人より変わった名前と言うだけで、いじめにあったりと、名前に関わるエピソードは事欠きません。名前ってはんとうに大切ですね!
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●姓名のペアシステム
●姓名のペアシステム
2、姓名にもペアシステムがある
(1) 姓と名のペアシステム
姓名(個性体)には、その名を付けるときから必死なる親の願いが込められているのです。それは先祖の全ての原因、親の七光も善の原因も悪の原因も、全てがこの姓名の中に込められているのです。 ですから名前をつけるときは、親は知らない間に先祖の影響を受け、その先祖の影響が現れるような名前を付けてしまうのです。見えない先祖の様々な作用は私達の姓名を通して、その原因と結果が現実のものとなって現れてくるのです。
姓名のペアシステム
(2) 姓と名の陽・陰ペアシステム
人の姓名は先祖とあの世、親の願いの中に存在していますが、その先祖の原因による結果(先祖の光、功労、仏教的には善因縁悪因縁など)が、姓を通して名前に現実的に幸不幸、苦労などの結果として現れてきます。
これはちょうど、太陽の光が姓から名を通って地上に恵みや災禍をもたらすように、人間の姓名は太陽の運行法則と同じように陽と陰の働きを持っているのです。 姓は先祖から受け継いだものであり、姓にはそれをつけた由来、いわれ、原因があります。→親の七光
名は個人を表すものであり、姓(生)を受けて名を付けるのですから、姓の影のようなものです。
先祖に偉い人が出ると、子孫は皆その先祖とのつながりを主張するようになって、その名にあやかろうとします。従って姓と名のバランス(陽、陰)(心と体)がとれていないと、相互に良い影響を出して運勢を作ることが出来なくなります。
姓の持つ運勢が名に影響を与え、名の持つ運勢が姓に影響を与えるので、名前の付け方を間違うと人生はとんでもない結果になってしまうのです。
先祖と親の七光
(3) 姓名と太陽の運行法則
このように考えてくると人間の姓名と太陽の運行法則は同じように「心と体」「陽と陰」という二性の相対的な関係を結んで円形、球形運動をしていることが分ります。
そこで地球から見れば、ちょうど地球の周りをあたかも太陽が回っているように錯覚します。(実際は太陽の周りを地球が回っています。) 姓名を地球と考えれば、姓名を中心として太陽がその周りを回転しているように見えるのです。
そして、名前は重要な意味を持っているのです。名前はその人を表す固有名詞ですが、その中には様々な意味が含まれ、親の願いが込められて、太陽と地球のように陽と陰の相対的関係を結んで回っているのです。
その名前に含まれる文字には文字自体が持っている性格があるのです。その意味を持つ文字が回転しているのです。
例えば皆さんもよく聞かれると思いますが、女性の場合“幸子という名の女性は薄幸である”などと言われたりします。何故でしょうか?
実際、政子という名は強い女だからダメだなどと噂しあったり、何か名前の中に含まれている暗示のようなものを感じたりしていると思います。
実際に北条政子などは希代の女傑です。名はその人の幸福に対する親の願い望が込められているのです。そこで人間の幸福はその人の名前に隠された自然界の原則を知って、本当の幸福を自分の手でつかむことです。
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