戦争を引きおこし、人々の生活は安定したものではなかったと思います。
だからこそ平和ということを希求する想いの強さは、現代人の比ではなかったのではないかと思います。
平和を定義してみますと、幸せとか楽しいとか繁栄とかというキーワードではなくて、
平和とは「戦争のない状態」をいうということになると思います。
この時代、如何に戦争を起こさない仕組みを作るかということこそ時の為政者の最も重要な課題ではなかったかと思います。
私利私欲で政権を維持するというよりも、誰が実権を握れば戦争のない仕組みを作ることができるか? もっと自由になれるか? そんなことで権力闘争が繰り広げられたように思います。それが基本のコンセサンスでそこに人間の欲望が加わった人間くさい戦いがあったのではないでしょうか?
そんな自分勝手な思いを抱いているのですが、この歴史のパラダイムの中から法則性を抽出してみると次のようになるのではないかと思います。
この感覚を具体化できるものならということで、このパラダイムの中から歴史のメソッドみたいなことを抽出してみました。それを以下に掲げてみます。
■日本政権交代の歴史の
メソッドみたいなもの!
1)3時代成就の法則
・鎌倉→室町→徳川
・明治→大正→昭和(戦前まで)
・昭和(戦後から)→平成→?
・55年体制→2大政党時代→?
2)理想型・模倣の法則
・鎌倉幕府の模倣→徳川幕府
・室町(建武の新政)の模倣→明治維新
・徳川時代のような平和理想の模倣→55年体制(自民党)
・ 々 →2大政党時代(新自民党)
こういう歴史のメソッドのようなものの基本となっている鎌倉幕府というのはいったいどういう背景を持っていたのだろうか?
その鎌倉幕府成立の背景となった源平争乱時代というのは何だったのでしょうか?
そういうを考えてみることが、新しい何かを発見するきっかけになりはしないかということなのです。