★「金」か「なし」かの目的型の特徴はどうしてこうなったのか?
同じ目的指向型の選手の中で、「金」に輝く人と「なし」で終わった人とはどこでどう違うのかそこのところをもう少し運命式から見たそのタイプを検討してみる必要がある。
★メダルを手にした選手達
●「金」に輝いた内柴正人選手は、
<内柴正人選手の運命式……66s級以下……金メダル>
16 14 19
6 21 15
11 7 17
○タイプ…情熱的な目的指向型だけのタイプ
目的指向型のタイプでも内柴選手は、ただの目的指向というよりは、理想のイメージをしっかりと描きつつ目的を志向するタイプですから、これまでの苦しい選考会の中で自分を縛っていた「日本柔道のイメージ」を払いのけて「内柴のイメージ」を復活させたことが、このメダルへのコースになったのだと思う。
●「金」に輝いた石井慧選手は、
<石井慧選手の運命式……100s超級……金メダル>
10 9 24
6 25 19
21 16 20
○タイプ…情熱的目的指向型で自分の柔道を守るタイプ
石井選手のタイプは本当に柔道一直線で情熱そのものです。それでもその情熱の目的性をどこに持っていくかというと、自分の柔道です。それが石井選手の特徴的なタイプです。だから、周囲に影響を受けるというよりは、自分の情熱に影響を受けるわけですから、柔道に対する情熱と想いが命になります。そこで自分の柔道を守るということです。