しかし、忠澄は出かけていった。敵将の忠元は「元親殿の心中をお察しする」といって、信親の死体を火葬し、使僧までつけて忠澄を送り届けたという。これを聞いた島津の総大将義弘も元親に同情し涙したという。
こういう武将がいたからこそ土佐の軍は強いということなのだろう!
★運命式:
23 8 16
16 31 15
24 23 30
◆運命式からみた谷忠澄
谷忠澄という武将の運命式の特徴は、人情に厚いということである。
人の情に厚く、人とのつながりを重視し、人の中から活路を見いだすという運勢を持っている。
更に、目的指向型の性格は、自分のやるべき目的に向かって仕事を進めます。
どんな状況になってもしっかりと成果を出すようにします。
人に対しては、強い指導力をもっています。
こういう谷忠澄だからこそ、粘り強い説得ができたのであり、人間関係の良さが重臣の反発を買わなかったということにもありますが、目的指向型だけではなくパートナー型の本性は、相手をしっかりと掴まえることができるのです。
だからこそ、主君に使えてそのピンチを救うことができたのだと思います。
自分の身を顧みず、常に主君を支えた土佐の名将忠澄は、中村城主となり善政を敷いたということであった。
ここでも人情と目的指向という組み合わせがバランスを上手く作り、それを仕事の結果として表すことのできる運命式は、さすがであるということがいえます。 |