今後の邪魔になるとでもお考えか?
前田家に仕置きをされたそうだが、大層なご威光をお持ちなことだ。我々は心ない人々の告げ口にいちいち会津から上方へ行って言い訳するほど暇ではない。このような理不尽なことでわれらを咎められるおつもりならばそうされよ。いつでもお相手をいたそう」
これを家康に送ったというならば、実に勇気のある人だということになる。
★運命式:
27 14 24
21 37 16
31 23 29
★運命式からみた直江兼続
直江兼続の運命式は、いいバランスをしているといえる。
何よりも基本は目的指向型であるということであると同時に、実はなかなかの思想家であるということだ。価値観や考え方をはっきりと持っていることで自分らしさを表現するタイプだ。
それに何よりも人との関わりの中で仕事をすることに運勢を持っている。これは、当時の微妙な政治力学の中で、どのように立ち振る舞うかということが運命を決めることから考えると、実にいい運命式をしているといえる。
特に、目的性と思想性は、自分の位置を明確にして何事もそこに理屈、理論を持っているということだ。
人間関係でも、スタイルをちゃんと持って付き合うようにすることから、つまらないつきあい方はしないということになる。
世に名高い直江状というものも、実はしっかりと目的性があって、そこには正当性を主張する思想がしっかりと現れているということになる。
こういう運命式を持っていたからこそ、直江兼続は政治的な力を持つことができたといえる。実に目的と思想性、そして人の中で力を発揮する運勢、筋を通す人間関係というバランスは、直江兼続がまさに義の人であったことを表している。
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