■隠居して剃髪し、上杉鷹山となる
★上杉鷹山の運命式の特徴
<上杉鷹山の運命式>
13 10 34
6 37 31
30 27 34
実は鷹山と号するようになってからの運命式の方が、グッといい運命式をしているのである。
それは、リーダー型と信念型が合わさって、とても強い指導力を持てるようになったということである。
それだけではない。仕事運は人との関わり合いの中で、人を上手く使うことで成就するようになっているから、人材なくして仕事ができないということになる。
その上で人気運は本当にリーダー型なので、この運命式で名実共に鷹山は米沢藩のトップにふさわしくなったということがいえます。
だからこの運命式の上に人材を得れば、米沢藩の不可能とも思える前代未聞の改革を実現することは可能になったということです。
竹俣当綱をリーダーとした前期改革は、彼の持っている偏った個性で突破口を開いたものの、様々な軋轢を起こしたために途中で頓挫することになってしまった。それは、この時代の身分制度で人材を限られた中でしか登用できなかったことが一因でもある。
しかし、こういう土台の元に鷹山という運命式を持ち、次代を担う次のリーダーを身分が低くても登用できるような環境圏が整ってきたということは、鷹山公(治憲)に天が見方をしたということがいえる。
その証拠に、次のリーダーである「莅戸(のぞき)善政」は馬回り組から出てきたのである。それは以前ならば決してできない身分制度をある意味越えたということになる。そんな環境圏が準備されたのである。