★離婚は子育ての立派な解決法?
いろいろなケースがある。ドメスティックバイオレンスに悩む場合は、離婚をした方が子供の将来にとっていい場合もあるということだ。
価値基準の問題だが、現実の夫婦のあり方が家族、子供にどのように写っていて、それがどんな影響を与えているかということを考えると、離婚という選択肢は、子供にとってよりよい選択ということになる。
また、虐待という問題は親の方の心的な問題なのだが、親の方が過去の自分の親子関係で築かれてきた暴力という問題が、自分の子供への虐待という形になって現れたものであるから、これは親の方の心的なエネルギーを解決しないと虐待という問題は解決しないことになる。これなどは、子供は親から離れた方がいいということになるのである。
親という問題は、親とは何かということを問うているようなものだ。親の資格ということを考えたときに、実は誰でも親になることはできる可能性を持っているということなのだ。
だから、有効なのは疑似親制度というのがあればいいことになる。里親制度というのもその里親が優れていればいい結果を残すことができるのだ。
★家庭内別居は離婚と同じですか?
家庭内別居というのは離婚とは全く異なる。単なる夫婦関係が悪いということであって、生活をともにしているということからすると、離婚とは言い難い。
それでは家庭内別居というのは、何が問題なのかというと、夫婦の冷たい関係を見せ続けられる子供の心的な状況が最悪ということだ。夫婦のコミュニケーションがとれないということは、子供の方からすれば、全ての物事の進行に支障が出てくる。学校の問題でもうまく行かないことが多くなるだろう!そうなるとストレスのたまるのは子供の方だ。
いずれにしても、いつか離婚か修復かという選択を迫られるときが来るかも知れないから、その前に子供といろいろとよく話し合うことが必要になる。時間をかけて、そういう状況を子供にも現実として受け入れてもらえるような努力が必要になる。
★離再婚が繰り返される秘密とは?
離再婚を繰り返す人がいる。奥さんがもう何度目なんて自慢する人もいる。何も自慢になるようなことでは決してないのだが、何故離再婚を繰り返すようになるのだろうか?
結婚にも原因というのがあるのだが、離婚にはもっと大きな原因がある。ということは、離再婚を繰り返す人は、結婚の原因作りも離婚の原因作りもうまいということになる。
歴史は繰り返すとよくいわれる。歴史的な事実が時を経て同じような事件に遭遇するのである。それは、その問題が基本的に解決されていないために、状況と環境が整ってくると、同じような事件となるような原因がつくられて、それに誘発されて様々な問題点が噴出し、事件となってくるのである。離婚というのはそういうことが個人や家庭の次元で行われて