ているということは、肉体的な成長はともかく心理的な綿では多くのものを失っているということがいえる。
@子供の評価基準
幼少期に知的なカリキュラムを実行するかという基準よりも、如何に生物学的な基礎を体感する”場”を演出するかが、より重要になる。そこでの体感基準が子供の評価だ。
@人間は形だけは神になった
生物は、環境に自分を適合させてきた。しかし、人間は環境を自分に適合させてきたのである。これは神様しかやってこなかったことである。しかし、心情は適合することができないでいる。そこに人間が神になれない理由がある。
@子守は親になる準備
最近は、子守をしない子供が増えた。生物としてのベースを持つ人間も、「子守」の経験がないと、結局は親になれない。チンパンジーでみると、子守を経験した子供は親になた時には、雌の場合は実に上手な子育てができ、雄の場合はボスとして仲間の面倒見が非常にいいという結果が出てくる。リーダーが育たない原因もこの辺にあるのではないか?
@子供の面倒をみるのは文化
だから子供の数が問題になる。子供同士の環境がとっても重要だ。
動物は複数頭の子供を生む。それで、子供同士が様々なことをその遊び中で体感するようになる。
@一人っ子のライオンは狩りができない
子供同士の遊びができないから、ライオンという主にとって必要なことが身につかない。要するにそういう訓練ができないのである。それで、結局は野生の中では、生きていくことができなくなってしまうのである。
@人間の家族は、生物学的には6人の子供産むような形で成り立っている。
6人の子供がいて、学習する内容があるならば、その足りない部分をどうやって社会的なシステムで補うかというのは重要な問題だ。
親の過保護というのは、少子化で本来子供同士が身につけなければならないことを親がやってしまう。そこに問題がある。
第1子を産んでから、その子が子守をできるような年齢になる頃第2子を産む。こういうバランスが自然のバランスなのですが、人間はこれを崩してしまっている。人工的にどう調整するかが知恵だ。
@ルールをはずすと立ち直れない
動物の場合は、生まれたときのわずかな期間が親子を決める重要な要素となっている。こ