5)親は子供を生活の中で学習させることが必要。
生活の中で学習と言うところがみそです。学校の勉強ではありません。学習なのです。知識を身につける前にしなければならないことがあるはずです。それが学習です。学んで倣うというところから学習ということになります。先ずは生活の規範、家庭内の秩序、言葉遣いなど道徳的なことや、スピリッチャルな事まで家庭の中では子供の心や性格に大きな影響を与えます。
家庭内性格の持つ力です。
6)問題はその日のうちに解決すること。
5)と重なるところですが、学習ということでは、毎日が事件の連続である家庭内では、問題を先送りしてはいけないということです。これは親の持つ姿勢が大きく影響しますが、問題というのは新鮮であればあるほどいいということです。その時を失ってはならないのです。そこに教訓が生まれて、善悪観もはっきりと養われます。
家庭内性格の力です。
7)食卓は家庭の秩序の基本と心得るべし。
これも5)の延長上にあるのですが、秩序ということを家庭内で教育するには、一番わかりやすくするには、食卓が一番です。毎日座る場所は、当然家庭内の人間関係の序列を表します。誰が一番家庭内で権威があるかということを教えなければなりません。それには食料が一番です。当然全体を管理できる優位な場所、上座はお父さんであるべきです。
家庭内性格の力
8)子供の悪いことを叱るときは、神仏の前で善悪を正し、見えない絶対基準が あることを教えること。
善悪観という大きな問題は、単なる法律上の問題ではないことは皆様既にご存じのことと思いますが、感受性の敏感な子供にどうやって善悪観を教えるかというのは大きな課題です。親の欠点や長所を子供はよく知っています。または親のダメなところも知っています。ですから、ここは宗教などという狭い考えではなく、先祖を通して神や仏の前にしっかりと善悪観をただすのが得策かと思います。それが出来る親は結局は子供から信頼を勝ち取ることができます。
これは本性の力です。