12)何事も自分から出発させ、結果に対しては自分で責任をとる訓練をすること。
このことは主体性という問題と大きな関係がありますが、誰かの性にしたり、誰かに頼ったり、自分という人間の存在をどこにかけるかという訓練が必要なのです。これは社会に出たときに仕事を行っていく上で、とても重要なことなのです。そういう訓練は家庭でなければできないのです。家庭内の小さな仕事をどのように行うか?そのことを子供が体験することこそ重要です。
仕事運の力です。
13)親は自分の感情で怒ることは絶対にしてはならない。
これは、どうしても親が陥りやすい欠陥みたいなものです。どうしても親は命令したくなる。命令に従わないと怒る感情をあらわにする。これをやると、子供は社会に出て自分より上位の人や力のある人の顔色を見て生活する人になってしまいます。
人気運の力です。
14)親は子供に対しては、何事も冷静に理由を説明してあげること。
どうして冷静に理由説明をしなければならないかというと、子供には最初から物事の結末を想像してとか、様々な出来事に対して、子供の頭では理解できないことも沢山あるのです。それらを言葉に表すことはできなくても心の中は素朴な疑問が渦巻いているのです。ですから、大人がこんなことくらいと思うことも子供にとっては重要な問題であったりすることがあるのです。ですから、しっかりと理論的にわかりやすく説明してあげることが重要になります。わからないことは、わからないから調べて説明する。そういう姿勢が必要となります。子供は難しい説明は理解しないだろうと大人は勝手に思いますが、そうではありません。子供はお父さんやお母さんがしっかりと説明してくれることで、頭で理解できなくても心で理解しているのです。この心で理解するというところが大切なのです。
ここは本性の力と社会的な性格の力にもなります。
15)親は子供から理想を奪うことは罪である。すなわち、子供の前では父親を尊 敬し、母親を愛していると語ること。
ピーターパンシンドロームというのがあります。大人になりたくない症候群というのでしょうか!子供にとって目の前にいるお父さんお母さんが、男の子にとっては、女の子にとっては、自分自身の目標になるのです。その目指す目標が尊敬