●卵を食べてもコレステロールはたまらない。
卵は実に優秀な栄養食品といえるでしょう!
タンパク質、脂肪、カルシウム、鉄分、リン、ビタミンA、ビタミンB2、DNAなどが豊富である。それから、人体では合成されない必須アミノ酸の9種類の全てが含まれている。
しかも、賞味期限は常温で3週間、10度cで約2ヶ月間持ちますから、とても便利な食品と言っていいでしょう!
ではなぜ卵がコレステロールが多いからと言って敬遠されるようになったのでしょうか?コレステロール自体は人間にとってはなくてはならない大切なものです。
こういう極端なことを言いだしたのは、ロシアの医学者です。アニチコフという医学者の実験は、鶏卵をはじめとする大量の動物性タンパク質をウサギへ投与したのです。結果ウサギの血中コレステロールは異常なまでに高くなりました。ここから、卵のとりすぎは「危険」ということになったのです。
こういうトリックがあるのです。ウサギは草食性です。草食性のウサギに大量の動物蛋白を投与すれば、異常になるのは当たり前です。この結果を人間にそのまま当てはめて考えるのは、医学とはほど遠い結論ではないですか?
卵は生卵で食べ過ぎなければいい。ビオチンの吸収を妨げるアビジンなどは、加熱処理をすれば問題はないのです。
健康な人では1日3個くらいは大丈夫だそうです。