●無農薬野菜は本当に体にいいか?
無農薬野菜ばかり食べるというのは、それなりにリスクがあります。それは、寄生虫です。昔は農薬などありませんでしたから、人は回虫やサナダ虫などと共生するしかありませんでした。しかし、自然食ブームで無農薬野菜を食べる人が多くなって、「寄生虫を飼っている人」は増加しているのです。
もちろん寄生虫の中には、免疫の過剰反応を抑える働きのあるものもいます。
しかし、無農薬野菜では土中から吸収する硝酸が増えるのです。この硝酸は作物の体内で亜硝酸に変化します。亜硝酸は人体にあるアミノ酸と結びつくと発ガン物質に変化してしまうのです。
ですから、あまり物事に神経質になりすぎると、これも発ガン物質、あれもダメだとなって食べるものがなくなってしまいます。人体は、自浄能力もあります。肝臓による解毒作用もあります。ですから、バランスよく適度な量を旬の野菜を摂るのがいいのではないでしょうか?季節感と人間の体の作用は関係があると思います。
●水道水は「ありがたい?」まずいけど塩素に感謝!
ミネラルウォーターはおいしい。確かにそうでしょう!
大阪や東京の水道水は、飲めばまずいのです。しかし、まずいということと、危険ということは別の問題です。水道水は、厳しい検査のもと「水の安全」を守るために塩素殺菌しているのです。この塩素殺菌を悪者にして水がまずいなどといっているのですが、実はこの塩素のお陰で水の雑菌が繁殖しないで安全を確保しているのです。
塩素を使って減水を消毒する時に、トリハロメタンという発ガン物質が発せしますが、これは極々微量で、1リットルあたり0.1ミリグラムが上限とされています。これは、一生その水を飲み続けても健康に影響がないという量なのです。
それでも気になる人は、10分ほど煮沸すればいいのです。注意点としてはふたを取って蒸気を飛ばすことです。
浄水器を通した水は、冷蔵庫などに保管しておく場合早めに飲まないと雑菌が繁殖するリスクが高くなります。
水道水を悪者扱いしないで、うまく水道水を使うことを考えるのもいいでしょう!
塩素が気になる人は、ちょっとビタミンCを加えれば塩素は消えます。
お茶の葉を少し入れてかき回せば、同じことで塩素は消えるのです。
水は体の基本になるものです。上手に水道水を使うことが大切です。