◆自分で勝手に改名しておもしろがっている人がいる。そういう人は気をつけた方がいい。何故かというと、名前の持つ運命式は一つの結界を結んでいるからである。人の名前の持つ運命式は、実は善悪交差するところなのである。自らを悪に陥れ、永遠の火の刑罰を避けたければ、自分の運命式をただしく運用しなければならない。だから、改名はちゃんとしなければならないのだ。
■新生
◆改名というのは、「新しく生まれる」ということだ。「新生して甦る」のだ。人が新しく生まれるにはもう一度お母さんの胎内に入って、それから誕生しなければならない。お腹の中にいるときから、誕生して成長するまでしっかりと自分を創らなければならないのだ。改名というのはもう一度そういうプロセスを通ることなのだ。改名のいいところはそういう環境を自分で設定できるところである。だから自己創造が可能なのだ。
◆改名といのは、もう一度リセットして生き方をあらためると言うことでもある。「人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできない」とバイブルにあるが、改名というのは新しく生まれ変わり、新しい国を見るということに他ならない。だからこそ、改名には人生を変える力があるのです。
■動機
◆改名するには必ず、動機がある。その動機がしっかりしていないと、改名の効果の道筋が見えてこない。ただ何となくでは改名の意味がなくなる。新しい自分の創造というのが、改名ということによってもたらされるイノベーションなのだから、そこには生まれ変わった新しい自分が見えてこなければならない。
◆改名というのは、自分の身分を隠すとか、いろいろと過去を知られたくないとかでつける人もいる。しかし、それらは本人が知ってか知らずか結局は改名した名前の運勢の翻弄されることになるのだ。だから、動機を悪く持って改名したものは、その報いを受けるようになるのは当然なのだ。