<武田信玄の運命式>
18 ○○ 22
13 ○○ 14
○○ 14 19
武田信玄という名前も、決して強い数字を持っているわけで はない。もちろん、入道して”信玄”を号したのであるが、こ の名前の持つ不思議な力が、武田家の運命を左右したのだから 捨てておくわけにはいかない。信玄もこの人達も、自分以外の大きな力が働く要素を運命式の中に持っているのである。要するに、自分自身の持つ運命式の力はたいしたことはないが、先祖など自分以外の目に見えない力が働いて、自分の運命式を動かすということがいえるのである。もちろん、当のご本人がそういうことを自覚しているかというとそうではない。
普通は、こういう運命式を持つ人は、心の心理状態の変化が激しく、エレベーターのように上がったり下がったりと、自分の感性だけで動いていくので、本人も大変なのであるが、周りはもっと大変なのである。心理的に安定しなければ、どうしようないのである。
こういう運命式を持つ人たちが活躍できるのは、多分に”自分以外の力”のせいではあるが、それでも本人が人の為に何かいいことをしなければ、結局は信玄のように自滅の道を行かねばならないことになる。信玄の場合は、天倫の法度に違反した為上洛の途上で倒れることになってしまった。(敵の武将と縁戚関係を結び、その宴席に招待し、相手を毒殺し、その娘を側室におき、領地を戦わずして奪った)
信玄のように、この運命式を持つ人は常に「人の為に!」というキーワードから逃げられないのである。もし自分だけの為に他を犠牲にするようなことを行えば、その瞬間から彼は自分の運命から見放されることになるのである。
もちろん、信玄公がここまで大きな働きができるようになったのも、お母さんの愛情がとても大きな影響を与えていることはいうまでもない。
命名のとき、波瀾万丈と生涯にわたって大きな”責務”をになうことを覚悟すれば、こういう名前を付けることも、命名ではいいかもしれないが、その責任は命名を決定した親がそれを負うべきであることを知っておく必要がある。リスクを承知の上で、こういう名前を付けることもできるのである。