男女が並んで歩く二人の間の距離から、様々なことが推測できます。
男性はその気があるが、女性の方は今一であるとか、この場合だとその内に別れそうだなとか、これからもっと進展しそうだなとか、そういう可能性を見ることができるのです。
女性の左側に男性がたって歩くのは、実は何かあったときに利き腕の右が使えるようにして、女性を守るためであるといわれます。
そういうこともわからないで歩いているのを見ると、それほど「女性を重要に思っていないな」などと判断できてしまうのです。
人間には幼い頃より身につけた自分の縄張りがあります。
だから男女の並んで歩く二人の間の距離は、とても重要です。
平均的には、肩と肩の間は20pくらいといわれます。
好きな人との間では、この縄張りを共有しますから、寄り添っていても嫌ではないのです。しかし、満員電車などで必要以上に体がくっつくのはとても嫌な気分がするものです。
人は、赤ちゃんの頃から、この縄張りを学んで育つのです。
おっぱいを飲むことから、子供同士の遊び、喧嘩など皆人の縄張りを肌で感じる訓練です。
だから、本当にに好きな人とのデートはその距離感のとり方が慎重になるのです。
簡単につきあい簡単に距離を縮めるということは、それほど大切に想っていないと言うことにもなります。
女性は、その縄張りが比較的に狭いので、好きな相手にはその縄張りを開放しようとしますから、どうしても好きな男性との距離を近づけようとします。その結果頻繁に顔を出したり、近づいたりします。
反対に意識しすぎると返って近づけないために距離をおきすぎて、周りの人に恋人であることがばれてしまうということもあります。
心理学者サンダース(アメリカ)は、女性は妊娠しやすい排卵期になるといつもより男性に体を近づける傾向があるということなのです。
二人の距離をよく観察していれば、今が二人にどんなときかもわかるかも知れません。

|