■4代将軍・足利義持の運命式
<4代将軍・足利義持の運命式>
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足利義持のこの運命式を見ると、実は8代将軍足利義政と15代将軍足利義昭と全く同じではないですか?ということは、この4代将軍足利義持の道は、足利義政と足利義昭に暗示的に示していたといえるでしょう!
結局は器量において、父の義満をしのぐことなどできようもないのだから、義満路線の流れの中で、何もできないまま終わることになる。
先月号で、この4代将軍義持のことは覚えておいた方がいいといったのは、実はこのことであったのである。
念のために、先月号の記事を引用してみよう!
----足利義持----
この運命式から見て取れることは、足利義持が将軍としては線が細いことを意味しています。先ず心霊運は自分のことを気にしすぎて神経質です。それに知的で細かい性格をしているから、どうしても大胆な政策がとれないということになります。室町幕府は大名達の権力が強く、将軍の権力が分散されているから、絶対権力が育たないということになっています。だから義持が何かをしようとしても、側近である大名達の同意がなければ何もできないことになるのです。
社会的な運勢は何かをしようとする運勢を持っているのであるが、線が細すぎるためにその力を発揮することができなかったのです。義持は家督を息子の義量に譲っていいましたが、彼は19才の若さで夭折してしまいました。義持自身も事故の傷が元で重体に陥ってしまいました。そこで、後継者をどうするかという問題になったのですが、これも有力大名の同意がなければどうにもなりません。
もし誰かを指名すれば、その者の権力が増大し大名達のバランスがとれなくなってしまうし、とても指名できるような状況ではなかったのです。
偉大なる3代将軍足利義満の権勢の陰に隠れて、それを相続する力も持たず、精神的な強さを持てなかった故に、義満の次の一手をうつことができなかったのです。
これが将軍足利義持のおかれた悲しい現状であったのです。
この第4代将軍の足利義持公のことは、覚えておいた方がいい。