だいたい夫婦喧嘩というものは妻が勝つに相場は決まっているのですが、どうしてでしょうか?理由はあります。口げんかでは男性は女性には勝てないのです。昔からそうなっているのですからあきらめた方がいいでしょう!
それは、言語中枢が女性には沢山あるのに、男性には大脳皮質上の左にしかないのです。これではことばの戦争では勝てないというわけです。
長い歴史の中で、男性は狩りなど外へ出て空間の見ながら、状況判断をしながら仕事をしてきました。その間女性は育児をしながらおしゃべりなどで時間を費やしてきたということがいえます。その代わり、男性の攻撃性と瞬発力に対して女性は忍耐力と繊細さを身につけました。
歴史的な男女の構造上の違いがあるために、男女共働き社会で家事労働を共有するということの難しさがあります。そういうところを考慮しながら、夫婦が自然にいられる家事の共有の仕方を見つけるというのが、現代人の知恵のあり方かも知れません。
その家のルールはその家で作り上げていくものです。これも夫婦円満の作業のひとつということになります。
★★今月の人★★
◆仲間のため闘うヒーロー
■平山亨(ひらやまとおる)さん
映像プロデューサー
「子供番組をバカにする人もいたけれど、僕は面白くてたまらなかった。子どもに近いのかもね」=竹田津敦史撮影
1929年、東京都生まれ。54年に東京大を卒業し、東映に入社。65年に東京本社テレビ部プロデューサー。多くのヒーロー番組を企画。著書に「仮面ライダー名人列伝」(風塵社)など。
■不本意の転身
社会派映画にあこがれて、東映に入社。配属された京都撮影所は時代劇映画の全盛期で「スターさん」がひしめきあっていた。11年間の助監督を経て、監督デビューする。
ところが、映画の斜陽化とともに「東京本社でテレビプロデューサーに」と声がかかる。「業界では電気紙芝居とバカにしていたから、嫌だったねえ」。映画とテレビではシステムが違う。勝手が分からないまま企画書を書き、テレビ局で頭を下げ続けた。