が動き始めるのです。動いてくれると、あとは運勢がやってくるのを待てばいいということになります。
この平山亨さんの場合は、そのポイントが、「思い入れ」と「コツコツ」なのです。自分の思い入れが強い分だけ、慣れない現場でコツコツを実践したのでしょう!これは親分気質の平山亨さんにとってはかなりきついことであったと思います。
でも、コツコツを忘れませんでした。そこが運勢を引き寄せてきたポイントなのです。
そして彼の流運(運勢の流れ)は、仕事を成就することのできるときに入っていました。
◆強い思い込み効果
「でも、「とにかくこの作品を当てないと、の一念だった」と振り返る。優秀な腕を持ちながら、平山同様、京都を追われた「仲間」が大勢いる。作品を当てて、仕事を増やし、また仲間と一緒に映像の仕事をしたいと思った。
幸い、仮面ライダーは視聴率30%超を記録。日本に変身ブームを巻き起こした。仕事の依頼が殺到し、週に10本近い作品を掛け持ちしたこともある。「人造人間キカイダー」「秘密戦隊ゴレンジャー」「がんばれ!!ロボコン」など、数え切れないほどの特撮番組を作り出した。」
思い込みというのは、悪いことのように思われるがそうではない。自分を信じているからこそ思い込むことができるのだし、それだけ自分の能力に自信があるということである。ただ、これをどこまで続けることができるかということの方が問題なのだ。
皆途中で投げ出してしまったりする。それでは意味がないのだ。
この平山亨さんは、思い込みと頑固さが信条だ。だから、そう簡単に自分を変えない。周りの人は、こういうところは変な人と想いがあるかも知れないが、それがいいのだ。
時が流れて、運勢は仕事のアイデアを生み出す時へと流れていく。強い思い込みと自信が作品へのアイデアとなって現れ、またその時に流運はアイデア運へと彼を導いた。この時の流れに乗れなければ、運勢はこない。
「時の時に時のことをする」その時は自分しかわからない。だから、平山亨さんは自分の運命式の通りに強い思い入れをもって生き抜いた。そこに点が味方をしたといって良い。