2007年7月16日
●母親を傷害致死容疑で逮捕
虐待は子供の性格を良く理解していないこと
からおこった。そこに相性の問題があった。
岐阜県警捜査1課と可児署は16日、二男を畳に投げ落として死亡させた
として、母親で同県関市武芸川町谷口、無職尾越真理容疑者(31)を傷害
致死の疑いで逮捕した。
調べによると、尾越容疑者は今年3月28日正午ごろ、当時住んでいた同
県可児市のアパートで、二男雅斗(まさと)ちゃん(1歳6か月)を畳に投
げ落とした疑い。雅斗ちゃんは同県多治見市の病院で手当てを受けていたが、
今月14日夜、脳内出血の疑いで死亡した。
尾越容疑者は、犯行を認め、「泣きやまないため、かっとなってやった」
と供述している。
(2007年7月16日19時28分 読売新聞)
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◆なくならない幼児虐待・・・何故?
★幼児虐待というのは、どうしてなくならないのだろうか?
この背景には、地域の共同体が消失してしまったこととは無関係ではないと
思う。育児にしても相談する経験豊かな人たちが周りにいないなどというこ
とと無関係ではないはずだ。それと、母親になった女性の親子関係も影響が
ある。自分が親から受けてきたことを無意識に行っているといえる。
もう一つ問題点がある。小さいときに、家事の手伝いなどで子守などの経験
がない人が多くなったためだ。人間の習慣というのは、全てが生きていく上
で貴重な体験をするようにプログラムされている。それを経ないということ
が問題なのだ。
尾越容疑者は何故、幼児虐待になってしまったのだろうか?
そこには、様々な要因が考えられるが、ということは単純ではなく複合的な
要因があるということだ。