もちろん子供を愛さない父親はいないのだが、それが愛情として受け入れられるどうかは別問題なのだ。
世の中はいつもそういう心の行き違いが、家族の中でおこっている。それが人間の悲劇を起こしている。
密接な人間関係であればあるほど、その弊害は大きいのだ。それがその人の人生までも狂わしてしまうことを考えたら、親子の相性をちゃんとするというのは、どんなことをしてもしなければ、大きな損失ということになるのだ。
そういうことを分かって欲しいものだ。
鬱積された心の感情が、突然に何かの引き金で吹き出すことになる。
今回の事件は、そういう日頃の蓄積で休火山が爆発したようなものだ。
火種は親子関係という相性の中にあった。
●・・・ひとこと・・・
親子は素晴らしいけれども、こじれてしまった愛情関係は、修復するのに何十年もかかることがある。そういう「愚か」を犯さないために、先人の知恵はあると考えた方がいい。そういう歴史の積み重ねは、相続しなければ自分の人生を損することになる。
2007年12月4日
●バイク座席下で息子を窒息死
母親に懲役4年6カ月
再婚してひどい自己中心になってしまった
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