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2007年12月03日12時46分
大阪府能勢町の山中で4月、男児(1歳9カ月)の遺体が見つかった事件で、男児をオートバイの座席下に閉じ込めて窒息死させた監禁致死と死体遺棄の罪に問われた母親の田宮美香被告(22)と、再婚相手の田宮元貴被告(22)に対する判決が3日、大阪地裁であった。並木正男裁判長は「男児は物同然に扱われ、その恐怖や寂しさは察するに余りある。夫婦の刑事責任は重い」と述べ、元貴被告に懲役8年(求刑懲役10年)、美香被告に同4年6カ月(同6年)を言い渡した。
並木裁判長は、結審から5日後という異例の早さで判決に至った理由について、美香被告が妊娠中で出産が迫っているためと説明した。判決後、美香被告に「二度とこのようなことがないよう、しっかり育ててください」と諭した。
判決によると、美香被告と元貴被告は共謀の上で1月31日、美香被告の長男峯松優ちゃんをオートバイ座席下の収納スペースに閉じ込めたまま、元貴被告が自宅近くの同府豊中市のパチンコ店で約6時間にわたって遊び、窒息死させた。2日後、2人は遺体をごみ袋に入れて乗用車で運び、能勢町の山林に捨てた。
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■姓名の変遷が彼女を凶行に走らせた
結婚から離婚、誰でもあることだ。
それにしても、そのことがこんな悲劇を
生むとは、本人も考えなかった
のではなかろうか?
それほどあきれる事件だ。
「美香被告と元貴被告は共謀の上で1月31日、美香被告の長男峯松優ちゃんをオートバイ座席下の収納スペースに閉じ込めたまま、元貴被告が自宅近くの同府豊中市のパチンコ店で約6時間にわたって遊び、窒息死させた。2日後、2人は遺体をごみ袋に入れて乗用車で運び、能勢町の山林に捨てた」