それに、お父さんの坂口喜雄さんと妹の坂口美和子さんは、相性的にもいい関係を築けたのである。だからこそ輪からはずれてしまった坂口実容疑者は、愛情を受けない寂しさを線の細さからキレて閉まった行動をとったに違いな二のである。
このような複線があって、事件は起きてしまったのである。
これは、どこにでもある出来事なのだ。ただ殺人にまで結びつくかどうかという違いだけであって、親の比較する愛情は、子供を精神的にダメにしているケースが多い。
●・・・ひとこと・・・
親の愛情というのは、なかなか難しいものだ。比較しなければ、どうやって子供に刺激を与えたらいいのか?
あなたが一番であるという愛し方をしっかりとできるかが問題なのだが、そこには相性もある。だからこそ、愛情のあり方が問われるようになるということだ。そういう問題はできれば最初から親子関係を見た命名がなされれば、こんな事件は起きなかった取ろうにと、考えさせられてしまう。
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親子関係という相性が
家庭という運命を握っている★★★★★
ここまで事件の実体が出てくると、いかに親子の相性という問題が重要なのかということが少しはおわかりいただけたのではないかと思う。
もちろん相性だけで全てが解決するというよりは、その運命式にあった教育というものが重要になるというのはいうまでもない。
しかし、人間というのはいつの間にか運命式の持つ力の影響を受けてしまっていて、ちょうど遺伝子が人間を左右しているように、運命式は人間の持っている可能性にまで影響を与えているのである。