
●ネーミングから見た企業の経営戦略
★創業・第二創業・起業・週末起業に必要なことは何か?
社名のネーミングは、重要な戦略である。
よくいわれるように、事業計画案で資金繰りだとか何をすべきかなどいろいろと取りざたされる。
しかし、本当に必要なものは何かということになる。
資金繰りなどの問題は、財務諸表をちゃんとして今後の会社の方向性や、戦略を銀行がわかりやすいようにすればいいのですが、本当に実践する内容というのは、もっとシビアなものがあるはずです。
現場に即して対応しなければならないことが多くあるでしょう!
日々状況も変化します。
その中で変わらない戦略目標を持ちながら、企業目的に向かって前進するにはどうすればいいのかということは経営者の悩みの種であるはずです。
ここで少し一般的にいわれている企業分析の方法についてお話をしてみたいと思います。
誰もが既に知っていることですが、経営分析の指標として、1920年代にロバート・S・キャプランとデビッド・P・ノートンによって、バランススコアカードが普及されました。
彼らが説いたことは、企業は決算数字にこだわっていては、決して総合的な戦略を立てられないということなのです。その為に、
バランススコアカードによって、財務以外の要因を徹底的に洗い出すことで、無形資産をどうやって収益へと結びつけるかを示すことができるのです。
このことは、その企業で働く人々のモチベーションにも影響を与えるために、経営者は積極的に戦略を考えざるを得なくなりました。
◆バランススコアカード(BSC)とは何か?
どんな企業でもそうだが、ヒット商品や発展している会社でも、最初は小さな「ふっとした思いつき」から始まるものである。
バランススコアカードをあみ出したこの二人も同じである。
デビッド・ノートンがゴルフに出かけてかえってきたカナダIBM社長から自社でもゴルフのスコアカードのような評価するものが欲しいといったところから始まったらしい。
彼らが話し合ったのは、経営者が立てた戦略を従業員が理解して、これを業務に転換できないでいるからだということだ。
そこで、彼らの考えのポイントは何かをまとめてみよう!
1)視覚化 実際に業務に携わる人間が、自分たちのアクションが事業戦略と一致しているかどうかということと、会社全体で何が起こっているかを図示できるかということである。
2)戦略項目の明確化 事業戦略を4つの項目に分けて、指標を明確にしたことである。
①財務の視点
②顧客の視点
③社内プロセスの視点
④学習の視点
3)全従業員が目標の達成と実現に向けて学習、教育される。 相互の関係がわかるようになる。
要するに大切なのは、財務以外の要素である戦略が大切だといっているのである。
戦略が正しければ、必然的に財務問題も解消されるのである。