それを無視して収入だけを考えれば、それは単なる金儲けということになってしまいます。その金儲け自体が大変なのだから、社会的な使命と金儲けがごちゃ混ぜになっていても誰も攻めることはできないでしょう。そのくらいお金は人が生きるということにかけては大きなウェートを占めているといえるのです。
ではこのミッション(使命)は誰が与えてくれるのでしょうか?実は誰も与えてはくれないのです。自分で自分の社会的な使命を選択しなければならないのです。その選択の自由が人には与えられています。それが封建社会では身分というものがその道をふさいでいたことも事実です。しかし、現代はそういう自由があります。その自由があることが実は人間にとっては素晴らしいことであるけれども問題であるともいえるのです。
選択する権利はあるのですが、それを選択する情報と能力はどうするのかということになります。そうなると、教育ということが重要になるのです。使命というのは、自分に与えられた責務ということになりますが、その使命を感じ取ったり、確認したりするのも個人の能力なのです。それは教育と訓練によります。
仕事運というのはその職種を限定するものではありません。何故ならば、自分がどんな使命を感じているかは自分で決めることだからです。ただ、どんな姿勢で仕事に臨まなければならないかということが大切になります。それが実は運勢をつくるキーになるからです。運勢をつくるということは、その仕事に対する姿勢ということになります。現代ではこうして社会的な使命としての仕事を立派に果たすことが収入として認められることになりますから、仕事は収入の面でも使命の面でも重要ということがいえます。
◆ 仕事運と収入について
中には仕事で社会的な使命を感じることができない人も出てきます。そういう人は様々なボランティア活動を通して、自分の社会的な使命を満足させようとしています。
また、収入の道は収入の道と割り切って、儲けることをしっかりとできるようになってから、自分が本当に使命だと思っていることをライフワークとしてやり始める人もいます。人生は様々な選択がありますが、一番いいのは収入のことを心配しないようになって自分の社会的な使命を実現するような生き方であると思います。
それを、あの「金持ち父さん・貧乏父さん」で有名なロバート・キヨサキが人の収入に関するカテゴリーを4つにわけて説明してくれています。
@E・・employee(従業員型)
AS・・self employee(自営業者型)
BB・・business owner(ビジネスオーナー型)
CI・・investor(投資家型)
このカテゴリーで@とAは労働収入型ということになります。BとCは権利収入型ということになります。
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