★運命式からみた細川藤高
細川藤孝がその出生の良さからただの教養人とだけ考えていたらそれは大間違いだ。彼は由書正しき家柄で、足利幕府の幕臣でもあった。だからといってこの戦国の乱世でそんなものは役にも立っていないようなのだが、戦国武将としてもその器は大きなものを持っていた。
先ずは第15代将軍足利義昭を担ぎ出したこと。その為に東奔西走したことは大きな力になっている。細川藤孝の運命式をみると、特に特に特徴のあるのは人気運と社会的な性格である。
とにかく人に対して熱の入れようが違うのである。こと思い込んで惚れ込んだらそれこそ一途である。そういう強さを持っているのである。そういう情熱系と共に非常にクールな計算し尽くす性格を持っている。そこが大きな魅力である。教養の高さは誰しも認めるところであり、一方では篤き情熱がありその一方ではクールに情報を分析し、知恵を持って対処する能力を持っている。
更に、なかなかのアイデアマンでもあり、様々な創意工夫をすることのできる創造型の人間でもあるということだ。
そういう藤孝だからこそ、次の次代を担う人物は誰かということをいち早く知ることができたのではないかと思う。
どちらにしても教養と情熱の熱さ、それに情勢を分析するクールさを兼ね備え、朝廷との深いパイプを持っているとなれば、歴代の覇者は藤孝をほっておくはずがないといえる。
運命式は戦国の文化人武将としての力を遺憾なく発揮させるいいバランスを持っている。