運命式をみれば、舘野 泉さんがただの芸術的な感性だけでここまで北天才肌かというと、そうではなくて、日頃の練習とたゆまない努力が自分の自然なスタイルになって生活の中に入っていることが分かる。その分性格は頑固だ。自分をしっかりと持っているといえる。妥協はない。そこがいいところなのかも知れない。
しかも基本スタイルという型の持った世界は変わらないのに、心情的な世界はとても芸術性あふれる繊細さを持ち合わせているのだ。
そういう一流としての資質があるからこそ、次のステージを神様が準備したのかも知れない。
その時がやってきた。病で倒れるときなのだ。しかし、その準備されたステージは終わりを告げてはいなかった。なぜならば、最も運勢的に強い力のある時に病になったのである。だからこそ、負ける気がしなかったのだと思う。それだからこそ、閃光の如くひらめきが与えられたということだ。
左手のピアニストの誕生だ。運勢的にはここ2年を過ぎるくらいからもっと芸術的には深い心情世界に入ってくるようになるのではないかと思う。
神様は様々な形で不思議なプレゼントを下さるものだ。
人生というのは、ちゃんと前を向いていれば楽しいものということを教えられる。
●・・・ひとこと・・・
舘野 泉さんは芸術家にみられるよくある不安定さは感じられない。人が何かを成し遂げるというのは、積み重ねてきた自分のスタイルというものをどのくらい信じられるかということだろう!こういう人からは学ばなければならないことがいくらでもある。
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●不屈のひみつ 架空の世界で「リアル」追求
中山和記(なかやま・かずき)さん
テレビプロデューサー