それほどの実力は島津家全体にはあったといえる。
敗戦処理のようなことばかりしてきているが、島津義久からは大将の器とは何かを学ぶことができる。
◆◆◆B今月の人◆◆◆
今月の人は、こういう時代の背景にあって、人の生き方とは何かを考えてみることも必要と思う。一人の人間の人生に運命式がどんな関わりを持ってきているかということを考えるのも必要だと思う。
姓名の持つ力は、人生のポイントでその人の運命のターニングポイントになっている。だからこそ、運命式をうまく操れる人になるということも人生を成功する上では必要なことだということだ。
●キャリアインタビュー 左手だけでも奏でたい
舘野泉(たての・いずみ)さん
ピアニスト
1936年東京生まれ。東京芸術大を首席で卒業。64年からフィンランド・ヘルシンキに在住。世界各国で行ったコンサートは3000回を超す。「左手の文庫募金」の活動もしている。東京でのコンサートは、6月28日・東京文化会館、7月1日・サントリーホールなど。公式ホームページ http://www.izumi‐tateno.com
国際的なピアニストとして活躍していた2002年、フィンランドでの演奏中に脳出血で倒れ、半身不随に。右手にはマヒが残った。しかし、リハビリを重ねるうちに左手だけで弾く楽譜に出合い、「左手のピアニスト」として復活を果たす。
倒れたのは65歳の時です。演奏会で最後の曲を弾いていて、ラスト2分のところで右手がだんだんと動かなくなりました。最終的には右手が止まってしまい、左手だけでどうにか弾き終えました。その後、ステージ上で倒れたのです。
病気をしたことでショックだとか、深く思い詰めたりはしませんでした。2か月入院しましたが、「今までやってきたことはどうなるだろう」と、絶望もしませんでした。