「政子は御家人たちを前に「最期の詞(ことば)」として「故右大将(頼朝)の恩は山よりも高く、海よりも深い、逆臣の讒言により不義の宣旨が下された。秀康、胤義(上皇の近臣)を討って、三代将軍(実朝)の遺跡を全うせよ。ただし、院に参じたい者は直ちに申し出て参じるがよい」と涙ながらの名演説を行った。これで御家人の動揺は収まった。」
この時は政子の名をいただいてから3年あまりの時である。ですから、そのままの名前の運勢が適用できるかというと、政子の年齢からいうと少し疑問も残りますが、それでも影響はあると考えますから、この名前での鑑定をしてみましょう!
★北条政子から読めること!
先ず、政子の心霊運は信念の塊を示しています。過去の出来事を示しながら、どういう生き方をしてきたか、その延長上に今があるということをいっているのです。院の宣旨が下ってもそれは逆心の讒言であるから、自分たちがやってきたことの方が正しいのだからそれに従うべきではないかということなのです。この強烈な信念は、自分の人生の蓄積の中で確立され、それが政子の名をいただくことによって、表現できるようになったと考えてもいいでしょう!
それに、頼朝の恩を説くことで、武士の地位が如何に安定することになって、様々な権利が保障されたかを皆に思い起こさせ、もしここで朝廷に屈するようなことになれば、今までの武士達の多くの犠牲は何だったのか?昔のような状況に戻ってもいいのかと武士達の人情にうったえたのです。これなどは本性の持つ多くの人の和とグループ化をはかることのできる特徴を表しています。
それから、仕事運はことに及んで情熱的で、一途で妥協しない強さと純粋さを持っています。そうすると、政子という名前を朝廷からもらったことは、実は尼将軍としてはとってもいいことだったように思います。