童名から改名をしたのです。
こうして一人前の大人として認められていくようになりました。
女の子の場合は、13才から16才頃に初潮を迎えるなどして大人の条件を備えるようになるので、この年齢になると、垂らしていた前髪を結い上げて髪上げをし裳(正装の際に付ける衣)を着てお歯黒をし、眉墨を描くことが許されるようになりました。
現代では成人式として行われていますが、昔の元服式は今よりももっと責任の重いものであったことは確かです。そして、元服には烏帽子親など自分をバックアップしてくれる社会的なつながりがしっかりとあったのです。
できれば今の成人式も昔のようにちゃんとしたつながりと責任があって欲しいと思います。