◆ここでその北条時宗の占い運命式をみてみることにしましょう!
<北条時宗の運命式>
20 12 22
13 30 17
23 18 25
<北条時宗の流運>
11 13
14 16
北条時宗の運命式は、歴代の北条家の中で群を抜いて強い運命式であるといえます。というよりは、性格的に専制君主型といってもいいでしょう!命令的なしっかりとしたリーダーシップを発揮します。一方で、仕事運は北条家の宿命である十字架を背負って苦労しなければならないのですが、親分型で相当強い性格は様々な試練にも十分乗り切る強さがあります。また、人には表面的にはソフトに対応するようにします。
こういう時宗ですから、また、歴代の北条家がそうであったように外国に目をやるようなゆとりはなかったのではないかと思います。それに、どうやって北条家の専制を完成させるかということに最大の関心があったはずです。性格的にも自分のことを中心に考え、自分の世界をどうやって実現するかということですから、北条時宗の行った政策もそのようになっていると思います。
しかし彼の流運をみると、内面的には相当悩んだのではないかと思います。表面的には親分型で命令的なのですが、自分の世界では相当人の意見に耳を傾けていたのではないでしょうか?
この元寇・モンゴル襲来という国難に対応できたのも、時宗の強いリーダーシップがあってのことですから、危機に決断を下すということでは時宗は名君といっていいでしょう!
しかし、頂点に上り詰めたときが落下の始まりということになります。
北条家による平和というのは、実現できそうな体制が完成しつつあるときに、社会の方はどんどん変化しているのです。北条家が内紛に終始している間に、社会構造は経済の発展にあわせて、人々の意識も大きく変化を遂げているのです。
そのことを時宗を始めとして御家人達は理解できていないようなのです。北条家の専制ができる頃に、社会に対しての柔軟性を鎌倉幕府は失っていくようになるのです。