◆そういう大きな変化の中におかれているのに、目覚めない北条政権は、第9代北条貞時執権の時代になりました。彼はこの時代の変化を乗り越えることができるでしょうか?
北条貞時の占い運命式をみてみましょう!
<北条貞時の運命式>
22 12 21
15 31 16
24 19 26
<北条貞時の流運>
13 15 19 18 13 15 19 18
18 17 21 23 9 17 21 23
実は14才で執権職を嗣いだ北条貞時という人物の運命式は、初代の時政と非常によく似ているのである。ただ時政と違うところは、強烈な目的型で仕事運は一途な面があるだけに熱しやすく冷めやすい特徴があるのです。それに外交能力は結構ありますから、人をうまく利用することはできるのです。
だから変化する政局の中でもうまく泳ぎ切って、政敵を排除することができたのだと思います。具体的には、得宗家執事の平頼綱が台頭してきて、有力御家人の安達泰盛と対立するようになる。平頼綱の讒言で安達泰盛を討伐し、次に恐怖政治をしていた平頼綱を誅殺し、専制を強めるようになるのである。このように、うまく政局に乗りながら、目的を果たしていくところには、仕事運の一途さがみられるのである。
しかし彼には先を見通す戦略の運勢がなかった。だから、この時代の激しい動きに真剣に対応するだけで、道が見えなかったのではないか?
そのことが、北条家・鎌倉幕府の衰退へとつながっていくのである。この時に戦略的な政策を打ち出していたなら、あるいはまだまだ北条執権は続いたかも知れないのである。
■実質的に最後の執権・第14代北条高時
全く時代を読み切ることができずに、先の手を戦略的に打つことができずに、内紛の権力闘争だけを繰り返してきた北条家では、もはやどうしようもないほどに、社会と幕府のア