◆テーマ 経済運について!
経済というのはどういう意味なのだろうか?
経済というのは、中国の古典の「経世済民」から出たことばである。世を治め民を救うという意味である。経は織機の経糸を表し、物事の筋道を示すことになる。済は「整え終わるの意味」があり、成就・実現の意味となる。ですから、経世済民は物事の筋道を立てて、民の物事が成就するということになる。転じて、政治、経済、統治、行政全般をさすことになる。そこから、経済は世の中の基本となる金融産業全般の動きを表す言葉へと変わっていった。基本となる蓄財ができるようになれば、すべての大切なものが可能になるのだ。
★★テーマ・経済運について★★
■経済運で知っておくこと
1)経済運とは何だろう?
◆ 経済運と金運の違い:
経済運と金運は全く思想が違う。経済運は経世済民思想から来ているのである。金運というのは個人を中心としてお金が儲かるかという利己的なところがある。その辺の考え方が違うということは、運目式の鑑定も全く異なってくるということになる。
自分だけがお金を儲けるという思想と、お金を活かすという経世済民の考えは似ているようで相容れないところがある。お金はお互いが「give」という発想である。だから、流通していく。流通してこそお金なのである。また、お金というのは消費というよりは投資という考えが根底にある。
消費という考えの根底にあるのは「take」だけである。だから、お金は本当の意味で流通しない。そのお金を流通させるために、消費のための対策などが必要になってくるということだ。だから、消費者のままでいると日本経済はよくならない。みんなが投資家になる必要があるということだ。
その投資ということであるが、何に投資するのかということである。投資家というと大金持ちの資産家が投資をするという発想を抱くのであるが、そうではない。どんな小さなことでも投資だ。生活の一こま一こまが投資の連続であるといえる。
見えない投資と見える投資がある。自分という将来への投資も見えない投資だ。教育に金をかけるというのも投資だ。株なども投資であるが、ここではそんなダイレクトなことだけが投資とは思っていない。食材を買うのも投資である。それは自分の体への健康への投資になる。投資というのは原因と結果を考えるということなのである。
金運というのは自分の経済とは何の関係もないただの金集めにすぎないのである。だから、経済を考えるということであれば、先ずの自分自身の経済から考えなければならないということになる。
|