◆ 経済運Aと経済運Bの役割:
経済運Aは財を集めるための投資ということだ。どういうことかというと、財が自分に集まってくるためにはどんなことをすればいいのかということになる。自分は財を集めるどんな運勢を持っているかということなのだ。
だから、経済運Aだけでは財を集める投資はできないということになる。当然に仕事運とも関係があるし、人気運とも関係がある。集める投資という考えがわかれば、当然自分の経済活動がどんな活動になるかということがわかってくるようになる。
経済運Bは財を使うための投資である。簡単にいえば投資になる財の使い方ということである。昔よくおばあちゃんからいわれた「生き金」「死に金」という考えはよく当たっているといえる。この生き金こそ、投資が価値を発揮することになり、死に金は投資が無価値だけではなく帰って価値を下げるということにつながるのである。
使うための財が集めるための財につながっていくという連鎖を作り出せるような使い方が「生き金」ということになるのだ。そうすれば、「give」という思想が結果的に「take」へとつながっていくことになる。
◆ 経済運AとBのバランス:
実はこのバランスこそ生命線なのだ。経済運のバランスというのは、プラスマイナスでゼロになるという話ではない。バランスがとれるというのは、同じ回廊を回りながら角度が上がっていく螺旋階段のようなものである。だから一つまわるごとにレベルがアップしていくものでなければならないということである。
これがバランスということである。同じ位置では停滞になり、そのままいけば確実にレベルは下がっていくことになる。そこが問題だ。位置がアップしなければバランスがいいとはいえないのだ。同時に、経済運の内容もアップしていかなければならない。
バランスというのは、位置と内容の連続線が螺旋階段になりレベルアップが常に計られていくということを意味している。ちょうど、遠心力と求心力が一致していることがバランスになり、そのベクトルが変わることで球形運動に発展していくことと同じである。2次元の円形運動ではない。球形運動になるというのがバランスがとれているということの本当の意味である。