2)経済運で知っておくこと
◆ 経済運とはお金の扱い方を学ぶところ
変な言い方かも知れませんが、経済運というのはそれ自体で決まってしまっているものではなくて、自分にあった経済の運営の仕方を学んでいくところなのです。お金を流通させるということが中心なのです。この流通量を拡大するための自分の方策を学ぶ必要があるということです。
世の中はよく「give」and「take」といいますが、経済運の運用という点では、「give」and「give」ということになります。「take」は結果ということです。
だから、結果を見つめただけの運用というのは、うまくいかないのです。何を与えられるかということなのです。
それでお金の流通ということだけを考えていても経済運というのは上手くならないというわけです。ここでは、仕事運と人気運に社会的な性格が加わってきます。流通させる量的な拡大をしなければならないからです。財に対する質の問題がお金を集めるという投資であり、お金を使うという投資の問題なのです。
質と同時に量の問題を解決しなければ、経済運がよくなるということはいえないのです。だから、社会から学びながら社会のシステムの中で自分にあった経済運営というものを学びながら、最善のものを取り入れて、質と量の拡大を図らなければならないというわけなのです。
サラリーマンで収入が既に決まっているという方は、財の質という問題だけになりますから、量的な拡大は望めないのです。可能性は、組織の中で出世し高収入を得ることのできる地位に就くしかないのです。
結局、経済運をよくするということは、質と量の問題の解決ですから、サラリーマンの方でも「起業」という考え方を持たなければ、質と量の両方を満たした経済運を向上させるということはできないことになります。
そういう意味では「週末起業」という考え方は、時代にマッチングした考え方のように思います。
何かの形で事業に関心を持ち、準備を進めていかれることが必要かと思います。黙っていても、決して状況は好転しません。
何故かというと、ある日突然に億万長者になるという奇跡は一般には起こりえないからです。
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