「車いすとか、壊れたら持ってきてや」。陸前高田市立第一中学校に設けられた避難所前で、威勢の良い大阪弁が響く。5日は、約3時間で20台の自転車を修理した。
車いすが壊れて介護に苦労している人がいることをニュースで知り、同居する妻や娘に黙って自宅を飛び出した。
阪神・淡路大震災でも自転車修理の需要は高かったが、ボランティアに行かなかったため、「今度こそ絶対駆けつけたる」と思っていた。
3月19〜22日は仙台市に入り、避難所などで自転車を修理。ガソリン不足でいったん大阪市に帰り、5日に陸前高田市に入った。
大量のがれきが残り、交通手段が完全に復旧していない陸前高田市では自転車が重要な交通手段だ。被災住宅では泥やがれきをかき出すのにリヤカーもよく利用されるが、路上にくぎなどが散乱し、タイヤがパンクすることも多い。
「リヤカーが壊れてバケツで泥を運ぶお年寄りもおった。こういう時は技術のあるもんが来てあげんと」。次々と持ち込まれるリヤカーのねじを直し、海水に流されてさびた自転車を磨く。7日以降は、さらにほかの被災地を回る予定だ。
(2011年4月7日 読売新聞)
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<衛藤典雄さんの運命式>
46 34 42
28 54 26
36 20 38
衛藤典雄さんの運命式をみますと、気配りと細やかさを持っていて、いつも人の輪を作っていたいという運勢を持っていることが分かります。