○書院造りは、禅宗からはじまり日本間の原型になった。
掛け軸、花のある床の間、畳が敷かれて机が置いてあります。
これは、中国の禅宗の寺の立て方から始まったものです。
これは僧が勉強をしたり書き物をしたりという為に作られた作り方であり、今風でいえば書斎ということになります。これが書院造りなのです。
○大工道具も工夫されたものが出てきました
大鋸・・・・・・板材をつくる立て引き鋸
台がんな・・・・木材の表面を削る道具
ちょうな・・・・斧で削った木材を平にする
やりがんな・・・更に平にする道具
差し金と墨壺・・真っ直ぐに線を引く
けんざお・・・・物差し
釘、のみ
◆武士の服装
狩衣・・・・元は貴族の狩りをするときの服装であった。
水干・・・・狩衣を少し短めにしたもの。
直垂・・・・庶民の日常着が取り入れられる。現在の着物に似ている。
■まとめ
科学の発達が、生活用品の便利さを招きましたが、よくよく見てみると、人間の生活のほとんどがこの頃に原型がつくられていることがわかります。
ということは、あまり現代社会は創造性がないような気もします。無いものを創り出すという力はこの頃の方がエネルギーがあったのではないかと思います。
少し、鎌倉室町に戻ってもいいかもしれませんね!
★★天皇になろうとした将軍・
室町幕府第3代・足利義満★★
足利義満は何をめざしたのか?
そのことを理解すると、室町幕府がわかりやすくなるのです。それと同時に、足利義満以降の政治の乱れがどうして起こるようになったのかということもわかるようになると思い