大きな会社組織があった。または組織がつくられてきた創業者一族がいた。その場合、組織はどのように維持されていくのかということになる。そこで、組織という巨大な人集団の中でどんな人が必要なのかということが問われてくるようになる。
そのような人的な、時代的な、社会的な環境圏と創業者の資質とそれぬ続く2代目の資質などを、歴史上の人物で占い的に検証してみることにする。
◆鎌倉幕府
★創業者・源頼朝の運命式
26 14 30
13 42 29
29 28 41
★社会的な性格と仕事運・人気運は・・
頼朝の社会的な性格は知的で神経質、気配りができるが自分のことを一番気にする人間ということがいえます。それでいて様々な人に柔軟に対応できる能力があります。仕事運では、リーダー型のパフォーマンスをとることもできる人です。
創業者なのに、何故このような性格や運勢で鎌倉幕府を創設できたのでしょうか?それは、この当時は武士といっても律令制の中での支配下にあるのです。現実はその制度は有名無実に近くなっていても、武士のための政権があるわけではありませんから、多くの土地を持つ武士達は自分たちの政権を待ち望んでいたのです。
そこで、頼朝は武家の統領として、在郷の武士達をまとめるという力を持つことができたのです。頼朝のリーダーシップというのは、親分型の命令タイプではなく、武士達の意向をすばやくくみ取り、そのことで自分の権力を維持しようとしてきたのです。
ですから、上意下達式のリーダーシップはできないということなのです。