★2代目・足利義詮
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その2代目の足利義詮はどうなのかということだ。
本来2代目というのは、創業者の偉業を相続することになるから、それにふさわしい相対的な運勢が実はいい運勢ということになる。
ところが、足利幕府の場合は、創業が続いているということなのだ。
そういう意味では、どんな2代目が来るかということが、足利幕府の運命を握ることになる。
そこでこの足利義詮はどうかということになる。彼の運命式を見ると、強い責任感と命令的なリーダーシップを持っているのだけれど、実は多くの人脈をまとめる力を持っていることが分かる。それは無理にまとめるというものではなく、人間的に連結するということができるということだ。
その上で、成果を出すということの意識が強いというのだ。
だから、2代目なんだけれど実は創業者的な強さと巧みさが必要であったということになる。
そういうことから考えると、天は足利幕府に何かを期待したということが分かる。政権の連続性がうまくいっているからである。
そしてこれが3代目足利義満という絶対的な権力を握る人物の出現へと受け継がれるということになる。