商品が貢献し、ご家族に喜んでいただけたことに、「開発の苦労が報われた」と全員で感激を分かち合いました。
KDDIと共同開発
その後、「ココセコム」はさらに進化しました。KDDIと開発した子ども向け防犯ツール「mamorino(マモリーノ)」は、あらかじめ登録した家族らとしか通話やメールができない機能があり、防犯ブザーを鳴らすと自動的にセコムに居場所を通報します。いざという時には、保護者と相談の上、緊急対処員が現場に急行します。今問題になっているネットへの接続ができないのも特徴です。子どもに必要なものだけを考えた新しい「安心」の形で、3月上旬から発売されます。世の中の状況と、これまでセキュリティーで培ったものを商品に反映させていくことが、システムづくりの基本です。(続く)
<メモ>セコム
1962年創業。「社会システム産業」を目指し、セキュリティーをはじめ、防災、メディカル、保険、地理情報サービスなど幅広い分野で事業を展開している。理念は「信頼される安心を、社会へ」。従業員約1万4000人。本社は東京都渋谷区。
(2010年2月22日 読売新聞)
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■技術畑出身の社長にはあたたかさがあった
「今年1月、創業以来初めて、技術畑出身者として社長に就任した。子どもや高齢者の居場所を端末から特定できるセキュリティー・サービス「ココセコム」など、同社の根幹となる商品やシステムを先頭に立って開発してきた。「世の中の動きを先取りし、顧客に信頼される商品、システムをいち早く送り出すことが使命」と語る。」
前田修司社長(57歳)は運命式を見ると、確かに技術畑出身らしい頭の良さ、知恵を持っていることが分かります。
セコムは警備会社でもいち早く機械警備を目指して出発しました。 |