ならば苦労や困難ばかりを背負って、とても順風漫歩というわけにはいかないからです。もちろんリーダーにはそんな平和ばかりがあるわけではないのですが、それでもしなくても良い苦労は背負いたくないのが人の常です。
実は、この小林虎三郎こそ国難に遭遇したと奇異力を発揮する運命式を持っているということなのです。逆に言えば、彼の運命式が危機をよんでいるともいえます。
問題はこのような国難を背負い込みながら、それを克服できる内容を彼が持っていたかどうかということが問われるのです。
★危機の為にあるような性格的な内容
危機を呼び込むような運命式をもっていいながら、多くの人は自分のその運勢に負けてしまい、結局はその運勢を活かすことができないで一生を終わってしまうのですが、この小林虎三郎だけは少し違うようです。
それは、彼が危機に立ち向かえるだけの性格的な内容を持っているということなのです。どういうことかといいますと、彼の特徴は目的指向型ということです。同時に人情家でもあります。それ以上に、彼を突き動かすエネルギーはどこから来るかというと、自分に対する強い自負心です。ものすごく強い主体性は彼が根っからの侍大将であることを示しています。
このことは、小林虎三郎がすごい強い自負心と主体性の持ち主でありながら、そのエネルギーの向かう方向性をしっかりと定めることのできた人であるということを示しているのです。
だからこそ、危機に立ち向かうことができるということなのです。
★人に対しての指導力
リーダーの一番大変なことは、自分がどうするかということは決めることができても、問題は人にどのように対応するかということなのです。組織の長たるものは、その組織を動かす権利を持ってはいても、実際に組織を動かすことができるかどうかは、その人となりによるからです。
この小林虎三郎の人気運は、人を動かすときの運勢では、徹底したリーダー型の運勢を持っているということなのです。