自分で作る家系図の作成ー資料の集め方
家系図をご自分で作る場合は、次のような手順で資料を集めることをおすすめします。業者にお金を出して作成してもらうこともできますが、それでは生きた家系図にはなりません。できれば時間をかけて自分の目と耳と足で情報を集めることが確かなものになり、後世へ残す資料になるはずです。
@ 自分の戸籍謄本を取り寄せる(抄本ではありません)
★郵送で入手可能です。本籍地のある役所に問い合わせをして、何が必要なのかを聞いてみましょう。・・これが一番重要
郵送の場合は、手数料などは郵便小為替の支払いになりますから、あらかじめ金額を確認してから、郵便局で小為替を購入しておきます。
★役所に直接出向くことのできる方は、免許証などの身分証明書・印鑑などを持って行きましょう。(行かれる前に電話で必要なものを確認しておくことがいいでしょう)
★代々同じ本籍地である場合は、戸籍謄本、除籍謄本、改製原戸籍なども一度に申請できるはずですから、その辺も問い合わせをするといいでしょう。
除籍謄本:お亡くなりになった方の謄本
改製原戸籍:戸籍を法改正などにより新たに編成した為に使用されなくなった、
旧の戸籍を改製原戸籍といいます。
A 現場での家系調査
戸籍謄本などで、一応の基本調査が終わりましたら、次は具体的な現地での調査になります。実はここでの調査が本当の情報を集めることになるから、重要なのです。様々な人間関係を調べることが、家系図(家系史)を解く上でとても大切な情報になるからです。
★持っていくもの
*記録用の家系図、デジカメ、ICレコーダー、ノート、パソコン、筆記用具など。
★調査すること
*菩提寺などでは、墓石、位牌、過去帳などから、没年月日、法名、間柄、享年などを
調べます。
*本家筋、分家筋など訪問する先をあらかじめアポイントを取っておくと善いでしょう。
*その他、役所、郷土資料館など、土地に関する調査をできるところもいいでしょう。
*また、故人や先祖に関わりのある人のお話をお伺いするのもいいでしょう。(実は、こ
ういう聞き取り調査が一番重要)
B 調査内容を、具体的に記録用の家系図に書き込んでいく
この内容が、下書きとなって家系図(家系史)解きの大切なデータになります。一枚の記録用の家系図(家系史)に書き込めない場合は、参考資料のノートを用意して、状況を書き留めておくとよいでしょう。
C 記録用の家系図(家系史)見本(参考にして、自分で見やすいように作りましょう)