| 2、家系図の見方女性が原因で、夫婦関係が破じょうをきたし、それが血統として今日まで受け継がれて、様々な問題が生じだというのが歴史的な立場ですから、家系図を見るときは、女性の家系を中心として、その相対圏に男性の家系が立っているというように見ます。そこで女性の家系を中心として見ることにします。
 
 ( ポイント)
 @実際の家系図では、現実に因縁と思われる様々な事件が起こっている場合があり、
 また実際に事件が起こってなくても、事件の不安を感じていたり、また、そのような要素を多くかかえていたりします。
 
 A事件又は事故が起こる可能性は、過去の先祖達の修養生活の失敗により、これを再び再現又は再現するような環境と条件をつくり、このような中より家庭の再創造をする為に起こってくる事件であるということです。
 
 B自分たちの家庭を一代として、自分たちの夫婦関係、親子関係のあり方を、また具体的問題を明らかにする。特に、夫婦・親子はその心情関係を問題にすることです。
 
 C2代前、3代前の親子関係・夫婦関係のあり方を見て、どのようにして血統の相続が行われたかを見ます。
 
 D夫婦関係においては特に妻の思想、心情、ものの考え方・見つめ方を把握する必要があります。
 
 (1)女性の家系
 @女性の道徳生活
 女性(妻)が真理を学び(供え物をし)、それを人生にどう活かすかが問題である。
 一代前、二代前、三代前の妻達がどんな女性であったか、どのような真理を持っていたか、又は一先祖供養などを通して、神仏にどのようによろずの物を供えてきたかをよく知る必要があります。
 
 具体的には、真理は人生観、価値観、人間観であり、ものの考え方、見つめ方が問題になります。神仏に対する姿勢も問題になりましょう。
 
 本人達が自覚しないまでも、宇宙の原理から見てどのように道徳生活をたててきたかを見るということです。そして、このような妻(女性)の持つ世界が、良い意味でも悪い意味でも(ほとんどの人が道徳生活ではなく、非真理一悪なる条件を人生
 上で行っている場合が多い)どのように母子関係を通して相続されてきたかを見ていきます。
 A女性の修養生活
 女性(妻)が'真実の愛の実践をどのようにしてきたかが問題になります。
 
 各代において、女性(妻)が真理、真実の愛をどのように実践してきたかを、詳しく調べてみます。具体的には、
 
 (a)親の愛で人を愛し
 (b)他の為に生き
 (C)主体と対象の人間関係の相対的な位置を守り
 (d)善い行いを拡大
 
 という以上4つの内容の実践(生活)状況を知ることです。
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