◎修養生活
夫婦で
真実の愛を実践し、夫婦一体の人格を養成する。
家系図(家系史)上で、このような条件の段階まで到達した先祖はほとんどいないと思いますが、
今後の参考の為にのせることにしました。
真実の愛の実践とは、次の4項目の実践修行をいいます。
(a)夫婦が真実の愛(親の愛)で人を愛する実践修行
即ち、常に真(しん)なる親(神仏)の愛を追求する生活です。人に接するとき、仕事の処理、事件の処理、あらゆるところで、真(しん)なる親(神仏)ならば、どうしたのか、どのような愛を注いだのか、
真(しん)なる親(神仏)の如くに夫婦がなる為の毎日の修行なのです。毎日の反省と自分に対するチェックが必要になるのです。
(b)夫婦で他の為に生き、神仏より愛を受ける修行
何をすれば、神仏と人類の為になるのか、今、神仏と人にとって何が必要なのかをよく
研究し、為になる、為に生きる実践修行をすることです。こうして、神仏の愛と人の愛を
感知することができるのです。
(C)主体、対象という人間関係の天倫の秩序と位置を守って生活する実践修行
親子、夫婦という家庭内の基本秩序は、主体対象の正しい位置を絶対に守るところから始まります。また人の心と体も、主体と対象の位置にありますから、心の想い命ずるところ
を体が表現できるように訓練しなければなりません。社会にあっては、何が主体で、何が
対象か、自分のおかれている位置はどうなっているかを常に考えることです。
諸行無常の移りゆく、変化の多い社会の中で、天の定めた位置を知り、神仏の法にかなっ
た、動き、活動をすることがとても重要なことです。
(d)夫婦で、広く人々に真理を伝え、善い行いの拡大をする実践修行
広く人々に真理を伝える為には、何かの手段等、人々に有効かつ必要な技術を持たなくてはなりません。こうして、人々のお役にたち、人々が生活の中で真理を知り、自然に実践して行く為の土壌を養うことが重要です。どのような技術・手段を持つかは、それぞれで、
これを求め考えなければなりません。自分でできることを考えるべきです。
何でもかまいません。あとは神仏に任せましょう。
C女性がその使命に失敗してしまった場合
私達の先祖のほとんどは、何かしら失敗をしているわけです。成功していれば人類は
もっと早くまともになっていたのかも知れません。
即ち、あまりまともな人はいなかったと見るべきでしょう。
そこで、この失敗の系符を読みとることができないと、現代の私達に課せられた使命、果たすべき内容を知ることができないのです。
(a)現在の私がどういう人間で、何をしなければならないかは、私がどういう“母親"
のもとで育てられ、その母より何を受け継いだのかという、母子関係を知らなければなり
ません。それは、母に対する“想い"“感情"です。それが母から受け継いだものなので
す。これは、愛情という相続の儀式にのっとって受け継がれるものなのです。私はどんな
愛を受けたのかということになります。恨みは恨みを受け継ぎ、憎しみは憎しみを受け継
ぎ、悲しみは悲しみを受け継ぎ、喜びは喜びを受け継ぎます。
この母子関係の相続は“真実の愛の相続"などではなく、日常生活の中で、人間の本心も
悪心もごちゃまぜにして本人も知らない間に、無意識に受け継いでしまっている部分をい
います。そこで、受け継いだ内容を神性(仏性)と四悪趣に分類して、自分の何が問題
なのかを知らなければなりません。
(b)2代前の夫婦関係を見ます。重要なのは、もし分かるならば妻(女性)側の結婚の
動機を聞くことです。この動機は、夫婦生活のあり方と、その目的を左右します。何故な
らば、女性(妻)の精神の姿勢、思想、価値観の姿勢になるからです。
また、夫婦関係のチェックポイントの内容が原因となって、母子関係が決定され、母親の
持つ愛情の世界を私が一部あるいは大部分相続するようになります。
(c)3代前の母子関係を見ます。この母子関係は、2代前の夫婦関係の原因になります。
ここで相続した内容が2代前の夫婦関係を決定していきます。母子関係で相続した内容を次の夫婦関係を通して、過去の血統を整理するようになります。もしここで正しい夫婦関係を女性が築けないならば、間違った愛が再び私に相続されて、私が過去を整理する為の使命を担うことになります。当然夫婦関係は、母子関係を整理し、過去の全ての夫婦関係を整理する関係になります。
(d)3代前の夫婦関係をみます。当然これは3代前の母子関係の原因になります。この
夫婦関係のあり方もチェクポイントをしっかりとっておきます。
こうして、家系全体の夫婦関係のあり方の特徴をしっかりとつかまえます。家系ごと
に、個性と特徴があり、整理しなければならないポイントがしっかりしてきます。また母
子関係もその相続に特徴がでてきます。このことをよく理解したうえで、自分の夫婦関係
をチェックし、ポイントをおさえておきます。ここでできていない内容が、自然に母子関
係を通して、自分の子供に相続されています。自分の夫婦関係のあり方と、女性の使命を
果たしていない内容が子供の運命を決めているのです。即ち、現代の私が問題なのです。
過去をよく知り、今を正しく生きることは、未来に責任を持つことになります。
宇宙の真理は、誰にも等しく差別なく働いているのです。素晴らしくなりたければ、今
から出発をする決意をすることです。 |